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2017年02月04日01:24

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【フィンランドその4】 オーロラエクスキューション!

同じホテルでの朝食はビュッフェ方式だが3日とも変化がない。
私は平気でバリバリと食べていたが、相方を含めツアー同行者たちはそろそろ
辟易し始めていたようだ。2日目のランチでのトナカイ肉の猛威がいまだに残っていたようだ。
午前中はアイスヴィレッジへ。冬のワンシーズンだけ作成されるすべてが氷でできたホテルで中のソファーやベッドまで氷。
内部にはチャペルもあり幻想的な雰囲気であった。
実際の宿泊客も毎日20名、チャペルでの挙式者はワンシーズンで70組とのこと。
昼食はこのツアー中で最もおいしい豚肉の煮込みやパンケーキだったが、やはり
私以外の方々は食が進んでいなかったようだ。
午後はオプションで申し込んだ犬ゾリツアー。
相方と2名、1名が前に座りもう1名は後ろに立ってドライバーを務める。
1台のソリに2匹×3=6匹の犬で大雪原10キロを小一時間で走破する。
最初は私がドライバー、相方は動画での撮影を行う。
ドライバーと言っても犬どもはやる気に満ち溢れているので
全開で自由にさせるか、片足ブレーキでの減速か、両足ブレーキでの停止かくらいである。
金属のキザギザがついた横棒で地面の抵抗を増やして速度を落とす。
地面を削るのだがコース中途には犬たちの大小さまざまな排泄物もある。
そんなわけで「白くない雪」は若干きちゃなかったりする。
停止するたびに犬たちが振り返り「なぜ止めるのか?」「早く発進してくれ」という
表情で振り返るのがなんとも(笑)。
停止後のリスタートはドライバーが地面をけり、そりを前に押し出せばよい。
前後を業者の係員がスノーモービルで囲む。
その間を犬ゾリ5台が走る。
雪原は決まったコースが削られており、道に迷うことはない。
平地でも自速10キロ、下り坂だと15キロ程度は出るのがトナカイソリとは違うところ。
3列目の右側の犬がなぜか中央線を飛び越えて左側の犬の位置に入り込み
2匹が寄り添いながら走る(左側の犬は迷惑そうにしながらだが)。
犬は中途で横の雪をかじって水分補給し、停止したときに雪に飛び込み
火照った体を冷やしたりする。
コース半ばでドライバーを代わる。
相方は私よりかなり小柄かつ非力なので
停止後に地面を蹴ってもソリが微動だにしない。
仕方なく私も地面を蹴り、ソリを進ませる。
犬ゾリ動画はなかなか臨場感のあるものに仕上がった。

夜は最後のオーロラアタック。
情報によるとヤマは2つ。
1つめは23時、ずっと2のオーロラ指数が一瞬だが3になる。
2つ目は午前2時、雲が晴れるとの情報あり。
まず1回目のチャンスは我々と老後夫婦が観測ポイントへ。
1時間ほど粘ったが雲が晴れず、体温も限界に達したので一度撤収。
2回目のチャンスには我々ともう一組のハネムーナーが観測ポイントへ。
今度はクーラーボックスに温かいお茶を持っていく。
もう一組の奥さんのほうが宿を出た直後にいきなりオーロラを発見。
それ以降も空全体にオーロラが乱舞し続けるのが3時間ほど続いた。
天頂部のオーロラがもっともきれいだった。三脚に取り付けたままのカメラを大地に寝かせて撮影するなど相方がどんどん「プロカメラマン」になっていく。
結局、添乗員さんがほかの2組もたたき起こし、参加者全員で夜空の光のショーを
満喫することができた。

オーロラ指数2なので肉眼では白いモヤのかたちだったが、写真でとると世間的に認識される「薄緑のカーテン、あるいは空が燃え立つ様子」がキレイに撮れていた。オーロラだけで写真は400枚以上に及んだ。

これで当初の課題はクリアできたので、次なる「雪だるま持ち帰り計画」に専念することができる。
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