2011年1月に読んだマンガ。
みなもと太郎『風雲児たち ワイド版 6 (SPコミックス)』 リイド社 2002年10月刊。2011年1月19日読了。
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「マンガ・コラム二スト夏目房之介氏も激賞、歴史大河ギャグの第6巻。「解体新書」を著した杉田玄白たちは人気急上昇なのだが、一方、天才・平賀源内は不遇の日々を…そして、ついに?」
ウィキペディア みなもと太郎
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ウィキペディア 『風雲児たち』
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「[潮出版社『月刊少年ワールド』]編集部からの依頼は、幕末の群像を五稜郭陥落まで単行本10巻程度でまとめてほしいというものであったが、幕末の状況はそもそも江戸幕府の成立に根があるとの作者みなもとの判断により、関ヶ原の戦いより執筆を開始」
1979年に連載が開始された歴史大河ギャグ漫画、再編集版コミックスの六冊目。
本巻の登場人物は
平賀源内
前野良沢
杉田玄白
林子平
司馬江漢
小田野直武
田沼意次など。
表紙カバー絵は林子平。
この巻の源内の最期は涙なしには読めません。
本巻も前巻同様、読み終わるのに約三時間かかりました。読み応えのあるマンガです。
「伝馬町に杉田玄白と千賀道有は源内の死骸を引きとりに行ったが許可がおりず 仕方なく彼らは遺品を葬り葬儀をすませ 玄白は自費で [東京台東区橋場] 総泉寺に墓を建てた……
玄白は墓の側に碑も建てる予定で 自ら筆をとり長文の墓碑銘を一気に書き下した
処士(しょし)平賀君
諱(いみな)は国倫(くにとも)
字(あざな)は子彜(しい)
鳩渓(きゅうけい)と号し
風来山人(ふうらいさんじん)と称す
…
少(わか)くして才弁あり
気を尚(とうと)び剛傲
理を山川に竭(つく)し
兼て技術に精(くわ)し
自ら発明する者 百有余種
…
ああ非常の人
非常の事を好み
行い是(こ)れ非常
何ぞ非常に死するや
……
「おれ文才あるなあ…」
しかし罪人である源内を称える碑の建立は許されず 結局その碑が建てられたのは 源内の死後百五十年後の昭和五年のことであった」
p.302 第十二章 さらば源内
読書メーター みなもと太郎の本棚
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の登録冊数は60冊で、そのほとんどが『風雲児たち』です。
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