さて15〜17日は再び浜松帰省・・・前回ケアマネさんに紹介されたグループホーム」へ母を伴っての見学・入居申し込みという目的なのであった。
現在母が居住している施設は「ケアハウス」と呼ばれる種類のものであり、居住条件として「基本的な日常生活のあれこれ」については「原則として自力で出来る」・・という事が前提となっていて、施設の方も「介護」及び「医療」スタッフが常駐しているわけではない。
母は10年前に73歳で入居、もちろんその当時は何らの問題はなくこの条件をクリアしていたのだが、4年前に「腰椎圧迫骨折」で入院したときから若干の介護が必要になってきた・・現在「入浴」は週2回のデイケアサービス参加の際に向こうのスタッフに、通院などの外出の際はヘルパーさんの介助を頼んでいる(一部は自費負担)。
今年83歳となって、施設内での生活は一応かろうじて自力で出来ているのだが、8月の入院というのは実際には「治療」というより「療養」が目的だったのであった・・・つまり病状による体力低下で「一人で動けない状況」に陥ったからである。
幸いにも体調は復活して元の生活に戻り当面は問題はない・・・わけだが、また同じようなケースが出来する可能性は低くないし、あるいは
その頻度が多くなる・・という事態も年齢を考えれば十分に想定しうるわけである。
そうなってから「ここにはもう住めないのでどこかに移ってくれ」といわれても大変なわけなので、
「元気なうちに予想される事態に『十分対応可能な福祉施設』への引っ越しを検討されてはいかがですか?」
・・と、前回の帰省時に担当のケアマネさんから「グループホーム」への入居を勧められたのであった。
私としても異存はないのでその段取りを進めていくことになり、とりあえず今回は母を伴って見学した上で先方の説明を聞き、一応「入居の申し込み」をしてくる・・・後は「いつ順番が回ってくるか?」は運次第と気長に待つ?つもりなのであった。
ところなんとびっくり「全く想定外」の事態が待ち受けていた。
というのは、
「実はつい最近になって退室者があり部屋が空いた・・ので、来月から居住可能ですがどうされますか?」
・・という状況になっていたのである!!
(こういう施設の待機リストは必ずしも先頭から順次消化される・・とは限らない、高齢者だけに「待機している間に状況が変わる」ことも多々あるし「入居の緊急性の度合」もまちまちなので、全ては「タイミング」次第・・であるらしい)
昨今の高齢者の介護を巡る状況の大変さは私も聞き及ぶところであり、公的な各種高齢者福祉施設への入居は自治体にもよるが「随分(数年とか)待たされる」ケースが殆どであるだけに、この展開はあまりにも想定外・・
もちろんそれは大いなる僥倖であって、こっち側がその突発的展開に頭の回転がついて行かずちょっと呆然としてしまう・・・という感じであった。
それは当然であろう・・・訪問する前の腹積もりとしては、
「まあとりあえず見学して申し込みだけしておいて、運がよけりゃ来年のどこかの時点で話が持ち上がってくれるかな?・・次回インド行きとはどう絡むかなあ?」
・・程度の軽い気持ちだったわけで、それがいきなり「来月からどうですか? その場合引っ越し期限的には12月上旬までに」・・・ということになるので、事実上は3週間ほどしか時間がないざんすからね。
なんせ勧めてくれたケアマネさん自身も、報告を受けて「これまで聞いたことがない異例のケース」だとびっくり仰天していたからなあ・・(笑)
私としても一方ではもっとじっくりアプローチの段取りを踏まえていくべきでは?・・・というか、要するに10年前のような情報収集〜下調べというプロセス抜きで、ケアマネさんの提示したプランをゆっくり検分する間もなく流れが出来てしまっている・・という状況に対して一抹の疑義もあるのだが、
しかしこれが「千載一遇」の機会であることはもちろんである。
8月の入院事件から始まった今回の一連のシークエンスを俯瞰するとき、私としてはやはりこの状況の出来は「御神意」であり、まさしく「恩寵」である・・こととして理解したいざんすからね。
・・というわけで、この話を受け入れて「引っ越し」実施に踏み切ることにした次第。
確かに急な展開でいきなり懸案事項のトップにこの案件の遂行が割り込む?形になって、これからクリアしていかねばならない手続き&作業の遂行にはかなりの負荷がかかる・・ことは事実であるが、しかし私にとっても2つの点で先が見えてくる感じになるのではある。
1つには次回の「第27次インド計画」に関して、時期設定におけるフリーハンドを得ることになる・・わけですな。
「引っ越しの件」が先に完了してしまえば予定通りに?「夏場の訪問・滞在」で実施・・する見通しが立つわけだし、
さらには私の日本不在中に、また母の「体調不良」状況が出来した・・としても前回のように慌てる必要もないし、また今後は「70代の叔父夫妻」にあれこれ動いていただく必要性もなくなる・・ということにもなる。
もう一つについては長くなるので次回に続く・・・・
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