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2016年09月03日21:22

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極彩色に変貌するのか?

さて1日はアドヴェント・デーであった・・ラマナ・マハルシがこちらティルヴァンナマライへやってきて今年で120年となった次第。


で、個人的にはこの「アドヴェント・デー」というのは、「ではこの日に合わせて・・・」と何かを新たに始める・試みるにはちょうどキリがよい?期日・・であったりもするわけである(この日はタミル暦計算の諸行事ではなく、西暦で祝うので日付は不変なのだ)。


先日来小出しにしているが、このところなかなか有意義なインプレッションがもたらされつつあって、さて帰国後の生活にあたってはなかなか面白い道標になるのかもしれない・・・などど捉えているわけだが、思い立ったが吉祥寺じゃなくて吉日、「今この滞在中でもすぐに実行できること」から始めようではないか!


・・といくつかの案件をひねり出し(「退屈な日々」からの脱却にもなるし)、うまい具合にちょうどこの「アドヴェント・デー」にそれをこなした次第なのだ。



先ずは長年の懸案事項であった?「マンゴーツリー・ケーヴ」への道を実際に歩いて確認し、初参拝してきたざんす。


まあ、ここはラマナが住まわれていた場所の一つではあるのだが定住というよりも、ヴィルパクシャ・ケーヴ時代に「酷暑季」のみの一時的な避難所的住処だった・・わけでもあり、現在ではラマナアシュラムの管理下ではないらしく、一般的なヒンドゥのお社という印象が強い。

そのケーヴ自体のスペースはかなり狭い上に、多くの御神像が安置されていてなんだか「異次元の宇宙船のカプセルの中?」みたいな印象で、あたかも胎内感覚のようなエネルギーに満ちていたざんすねえ!!

・・・この感覚は悪くないどころか、ヴィルパクシャ・ケーヴよりもむしろ私向きかもしれない(笑)



続いてアルナチャレシュワラ大寺院の正門前参道にて、「サラスワッティ女神(弁天様ね)」の絵姿を調達、30ルピー。



これも今回滞在時に調達しようと考えていたものの、なかなか機会がなくて、ギリプラダクシナでこの参道を通る度に「ここら辺の店で探せばあるのでは?・・」と気になっていたものである。

後は満月の時にアシュラムの近所に出店する露店で、「現代風」に描かれた絵姿を探してみよう・・・どうもティルヴァンナマライでは「サラスワッティ女神」はあんまり人気がなくて、数が出回らない感じなのだよなあ(笑)



そしてこの度の「新たなる取り組み?」のスタート的なイベントとして位置づけていた?「大寺院の最奥部」の参拝である・・・これって実はようやく2回目なのですな、初参拝がいつだったか?すらも記憶にない(多分97年かな?)。

で、いつもご案内で大寺院に来たときも私自身は中に入らずに外で待っている・・・パターンばかりだったのであった。


でまあ、次回からは「素敵なおねーさん」の案内の際には一緒に入ろうかな?・・などという邪な考えはさておき(笑)、上記「マンゴーツリー・ケーヴ」初参拝共々、「普段やらずにいること」を敢えて取り組む=既成パターンからの逸脱の象徴的行為として考えていた・・のであった。


しかし実際に参拝してみると、20年前の「記憶」とは全然異なっていたざんすねえ・・・ご案内の際には皆さんに、「なんだか南インド風『お化け屋敷』みたいでしょ?」なんて言っていたのだが、いつの間にかイメージが大げさに飛躍していたような感じではある。


もっともこの「お化け屋敷」みたい・・・と評したのは、そもそも私ではなく故・柳田先生だったと思うのだが。


私自身のイメージはカニャクマリ・ラーメシュワラム・マドゥライのそれぞれの寺院の印象とごっちゃになっていた感じ・・でもあるし、やはりどこか「江ノ島の岩屋内部」を連想したくなる雰囲気もありますなあ・・・ナーガ神像(蛇神)も多いしね。

もっともよくよく見れば結局アシュラムのマザー・シュラインも、規模が小さくてシンプルながらも基本的に同類のデザインなのだよなあ!!



ところでこのアルナーチャレシュワラ大寺院こそがこの街の中心なのではある。


遙か太古からアルナーチャラ山は存在していたが、いつしかそれを仰ぎ見るような形でこの大寺院(インド最大級のシヴァ寺院である)が建立造営されていった・・・現在の形になってから少なくとも千年以上は経過しているらしいのだが、要するに町としてのティルヴァンナマライはこの大寺院を中心とした門前町として発展してきたのである。


とりわけ我々外国人のラマナ信奉者にとってはもちろんラマナアシュラムこそがメインであるわけだが、地元インド人のヒンドゥにとっては必ずしもそういうわけではない・・のざんすね。

ラマナアシュラムの歴史はまだ100年に満たないし、ラマナがこの地にやってきたのも僅か120年前に過ぎない・・わけで、いってみりゃ「新興宗教団体」のようなものでもある(笑・・大寺院に次ぐ勢力団体ではあるにしても)。


ラマナにしても彼が到着した時にはもちろんラマナアシュラムは存在していないわけで(笑)、しばらくはこの大寺院の中にある「パタラ・リンガム」の中でサマディに浸っていた・・・と伝えられている。



大概のヒンドゥ大寺院にあっては、その際奥の至高聖所の内陣は「非ヒンドゥ」は入場禁止となっているケースが殆どであるが、ここは何故か寛大で我々外国人でも入場して拝顔出来るというのも珍しい。

(それなのにこの20年全然入場していなかった私も単なる「偏屈」なのであろう。)


通例としてインドの宗教施設内は「写真撮影禁止」であり、この大寺院にしても境内への「カメラの持ち込み」は禁止されている・・・入り口に一応「金属探知ゲート」&荷物チェックがあり、ついでに「服装チェック」もあるので、あんまりラフな格好でいくと「不敬」と見なされて入場拒否される(笑・・経験あり)。


しかし昨今巡礼に訪れるインド人たちは殆ど全員がスマホなり携帯なりを所有しているわけで、履き物は現在でも「一時預かり」しているが同じようにスマホ&携帯を全部一時預かりして管理する・・なんて訳にも行かないのですな(数が膨大すぎるのだ・・)。



かくしていつしか境内にあってもインド人たちはお構いなくスマホ&携帯でバシャバシャ写真撮影するようになり、現在では係員も全く注意しなくなった・・・わけである、繰り返すが人数が膨大すぎるのだ(笑)

というわけでいくつか紹介・・・多分YOUTUBEなどには主要祭事などの動画もアップされていることだろう。




そじて現在この大寺院は「大改修」の途上にある・・・といっても建築物の造営・補修などではなく全面的な「塗装」作業のようで、境内の各お社の屋根にいらっしゃる様々な神々の像(ゴプラム)が、順次いかにもインドチックな極彩色へ・・となりつつある。

東西南北他全部で9つあるゲートタワーもすっぽりと仮設足場に覆われており、これまで長らく「白一色」だったこのゲートタワーのゴプラムも、いずれ多色塗装されるのではないか?・・・という雰囲気だったりする(あくまで私の憶測であるが)。


・・近い将来にはマドゥラィのミナクシ大寺院のような「極彩色のゲートタワー」へと変貌するのかもしれないざんすねえ、わははははは・・・・・!!!!!

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