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2016年08月05日09:22

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バイクシューズのクリートの位置を点検!

■ バイクシューズのクリートの位置を点検!

自転車看護女子は可愛くて元気です。ベテランライダーの旦那さんと一緒にロードバイクで走っているそうです。持って来たバイクシューズを見せてもらい。ベットのサイドでその場での足踏みを見せてもらいました。膝をペダリングと同じくらいまで屈曲させて30秒間ぐらい足踏みしてもらいました。

足踏みした脚のどこをチェックしているのかと言えば、どうしても片足が着地した瞬間の足の向きになりがちですが、そうではありません。ペダリングのイメージを時計の文字盤を思い浮かべて想像してください。

12時の位置が上死点、3時の位置までの踏み込みは真上から見てクランクの長さが伸びて最大になるので、ここまでの踏み込みはテコの長さが伸びるようなもので効率がいいのです。

ペダリングの効率を高めるために、クランクが上死点を追えたらすぐにと、早い踏み出しを意識していても、実際に脚が踏み出してパワーが伝わるのは、クランクが12時の位置を過ぎて、2時頃からと言われています。

踏み込む足を安定させて、疲れにくく、パワーが伝わる足とペダル軸の関係を作り出すために、クリートの前後位置の調整をします。一般的には親指の付け根の足の裏のもっとも膨らんでいる部分にある関節の骨が指標にされています。

親指の付け根の関節のカカト寄りの骨の先端の事を母指球と呼ばれています。その骨の先端を基準に、足の裏を水平にした状態で、その真下にペダル軸の中心が来るように、クリートの位置を前後させて、母指球とペダル軸の中心を一致させるようにと言われています。

でもそのクリート位置の設定は一般的に言われて信じられてている設定の基準に過ぎません。ボクはその設定はビギナーライダーや中堅のライダー、ロングライドを走るライダーには、膝から下の筋肉群をけっこう使ってしまう設定だと思っています。

確かに母指球とペダル軸の中心とが一致する設定は、足首の動きをペダリングに反映させて、短い時間なら足の向きを筋肉で調整して、ペダルをペダル軸が描く円の接線方向へ押し出すテクニックを使って効率を高める事ができますが、太ももより小さい筋肉群を疲労させてしまいます。

だから基準になる位置関係だとは思いますが、筋肉が未発達の一般ライダーが採用できる設定とは思えません。もっと膝から下の小さい疲労しやすい筋肉群をより使わないで足を安定させる設定にすべきだと考えています。

それには、母指球の位置と、少しカカト寄りの小指の付け根の小指球の位置を意識します。もちろん足の骨にも詩の形にも個性があるので、一概には癒えませんが、とにかく母指球の骨の位置より、ペダル軸の中心の位置をカカト寄りに設定して、膝から下の筋肉群で余り支えなくてもいいように設定します。

母指球の位置より2mmから3mmくらい、ペダル軸の中心の位置が後ろになると、足が安定します。ビギナーライダーの場合は、より踏み込む足を安定させるために5mm近くペダル軸の中心を後ろへ下げてもいいと思います。

バイクシューズのクリートの前後位置はパワーを伝えたり、脚の筋肉を一部だけ疲れさせないために重要です。さらに、細かくペダリングする脚を見ると、踏み込むフェーズでの足の傾きが重要です。足の傾きでわずかながら、母指球とペダル軸の中心の位置関係が変化するからです。

カカトが上がってペダリングしているライダーは、母指球の位置が前に移動してペダル軸が後ろになるので、より足が安定します。ライダーが無意識に安定感を求めて、カカトをわざわざ上げて足を傾けてペダリングしている可能性があります。

燃しそうだとしたら、よりペダル軸の中心を後ろ1mmとか2mm後ろへ移動して
踏み込む足が安定する傾向に設定すると、ペダリングする足のカカトが下がってペダリングする事があります。

とにかく一般的なクリートの設定より足が安定する、脚の筋肉の一部に疲れが集中して、ペダリング全体に影響しないように、母指球の位置よりペダル軸の中心の位置がカカト寄りの後ろになる設定を是非試してください。

さて、自転車看護女子のバイクシューズのクリートの位置ですが、足の自然な向きより、カカトが内側に入る取り付け角度に設定されていました。クリートの前後位置は後5mmくらいでいっぱいまで下がる感じに固定されていました。

内外に関しては余り配慮されていないので、中央に固定されて、足が少し開き気味のQファクターに設定されていました。クリート位置の修正は、まず足の自然な向きに合わせて、バイクシューズの内側の母指球の位置と、カカトよりの膨らみの部分を結んだ左右のバイクシューズの線が、平行になるように設定しました。

足踏みを見ると、踏み込むフェーズで両脚とも平行に動いていました。初期設定よりカカトが外へ移動するように、クリートの取り付け角度を調整しました。
前後位置はできるだけ後ろへ移動して、ペダル軸がカカト寄りになって足を安定させました。

足の左右の開きに関係するQファクターは、一旦もっとも狭くなるように、外側にクリートを移動して、バイクシューズの内側の面がクランクと接触しないぎりぎりに少し内側へ戻しました。

このクリート位置の調整で、まずキャッチ&リリースがスムーズになり、信号待ちもリスタートもストレスが無くなります。脚への負荷も使う筋肉が変わり、膝から下の筋肉郡への負担が減って疲れにくくなります。

ペダリングは脚をひねる動作が内包されていて、膝関節周りにストレスが発生しがちですが、クリートの取り付け角度が足の自然な向きに合っていると、膝関節の痛みも発生しなくなります。踏み込む足が安定してしっかり踏み込めるようになり、パワーが有効に伝わるようになります。ペダリングがまるで変わります。

昨日の朝走った感想を聞かせてもらいました。キャッチ&リリースがスムーズになって、見なくてもクリートがペダルにおさまるようになり、思った時に足をひねると足ノコ低が解除されて、信号などのストップアンドゴーがストレス無くこなせるようになったそうです。

しかも、踏み味も安定して、わざわざアップダウンのあるコースに走りにいて試すと、パワーがより伝わるようになったという事です。元気になったらバイクのポジションも見てもらいたいそうです。

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