予告編はかなり前から観ていましたが、そんなに面白そうに感じませんでした。
しかも、犯人(と思われる)役に香川照之でしょう。
偽りの隣人という副題で大体話は読めるし、俺は関係ないな、と思っていました。
しかし、何かでこの映画の感想に「腐乱死体が登場」という情報を得ました。
ブラッドピットやジョニーデップが出るなら観る、という人は結構いると思いますが、僕にとってはそれよりも観る理由となるワードでした。
「腐乱死体が出るんなら、まあ観てもいいかな」
そんな、比較的軽い気持ちで、しかもメンズデー1100円の日だからということもあって、観に行ったのです。
いや、これはドエライものを観てしまいました。
前に観たヒメアノ〜ルを上書きするような快作だとは!
こんなにもヤバイ映画だとは、夢にも思わせないあの予告はなんだったんだという気持ちです。
凄い面白かったです。
今年観た中でもトップクラスです。
賛否分かれる評価なのも、まあ理解できなくはありません。
この役者のメンツで、こんなにヤバい内容を見せられるなんて!と怒る人はいるでしょうね。
序盤は地味な感じですが、中盤である真相(誰もが分かっているレベルのもの)が明かされてから、一気に盛り上がっていきます。
しかし、タイトルが「偽りの隣人」で、最初から異常な香川照之。
なんでいきなりネタバレなのか。
それは、その後に待ち受ける、更なるおぞましい真相がちゃんとあるからです。
どうぞ、舐めてもらって結構ですよ・・・という監督の自信の表れなんでしょう。
本当に、こんなにヤバいサイコホラーは、国外を見てもなかなか無いのでは。
こんなものが劇場で、たくさんの人と一緒に観れるのか、と思ったほどです。
最後の最後まで油断が出来ませんでした。
結末は、個人的にはもうこれで文句なしです。
今は本当に日本映画が大豊作ですね。
どれも本当に面白い!
いや、そうでないのもあったか・・・。
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