mixiユーザー(id:1219102)

2016年05月10日23:20

289 view

My Last Song 2016.5.9 at 三越劇場

朗読とピアノ弾き語り。
小泉今日子の朗読に浜田真理子の歌とピアノ。
後者だけで良いだろう、と思っていたのが開演前。
会場に集まる客は老若男女ならぬ老々男女…平均年齢は間違いなく50歳以上だろう。
ほぼ満席。そして三越劇場は私好みの作りだった。

Kyon2は嫌いじゃないが、数年ぶりの真理子さんの歌とピアノを堪能したかったのだが、
先入観というものは良くないと、この年で改めて知った夜だった。なるほど、ロングランになるはずだ。
テーマは昭和歌謡。

2006年に亡くなった演出家:久世光彦氏のエッセイ:マイラストソングに語られる昭和の名曲の数々。
もっとも久世氏にとっての名曲だから万人受けするものばかりではないのだが、真理子さんの歌とピアノで語られると知っている曲が全く新しい曲となってしまう。
語りと声が、ステージ正面の両サイド天井近くの大型スピーカーから聞こえてくるのが、真理子あんライブの距離感でないのが寂しかったが、このサイズの箱では、そのくらいじゃないと音が行きわたらないのだろう。
それに音質も良かった。

圧巻だったのは、街の灯〜Mr.Lonelyの合体技。もっとも後者は歌謡曲じゃない(笑)
ただ、この混合楽曲が見事にはまっていた。
久しぶりの真理子さんは歌唱力、ピアノ、そして表現力に至るまで、以前の数倍増しという印象。

50歳を過ぎ尚進化する凄さと、妙にカラオケのオケ伴に頼る歌手ばかりの昨今で、自らのピアノで表現する歌の凄さに改めて感動した。

アンコール前のステージのラストは、「哀しみのソレアード」

私が白鳥英美子のSOLEADO(When a Child is Born)で大好きな曲だ。
SOLEADOは全編英語だが、真理子さんは流石。全部日本語…彼女の歌詞に不覚にも涙ぐんだ。

終演後、いつものサイン会。疲れているのに真理子さんはステージを終えて休憩も取らず、
サインと握手、そして常連のファンとは小気味の良い会話と写真撮影に応じてくれていた。

お名前は?と聞かれ「こぶちゃんです。まるむさんの代理で来ました。」
と伝えたら、「今日手術でしたね。」と言われた。
「不覚にも泣いてしまいました。」と告げると「どんどん泣いちゃって下さい!まるむさんにお大事にと…。」
濃いーファンの動向は良く記憶されている方だと感心した。

ギターではなくピアノと声だけで昭和の香りを伝える歌姫だな。

非常に良いコンサートでした。
コンサートがはねた後に自然に集まるメンバーと会えなかったのが少々寂しくもあったけれど、
そのうち会えるはずだ。
3 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する