ミスチルのアルバム:SUPERMARKET FANTASYを聴いてみた。
昭和歌謡〜フォーク〜ニューミュージックに親和性は感じても、J-Popには疎い私。
ちあきなおみ、布施明、さだまさし、オフコースは歌えても、佐野元春以降の音楽は、私が歌うには極めて難しいと再認識した。
一番の理由は音符の数よりひらがなに直した字数が極めて多いこと、そしてその配分に一定の法則が無いことだろう。
ミスチルと前後して登場したアーティストにもこの傾向が強いが、どちらかというと言葉の配分とその切れ目に特徴がある…昭和歌謡では絶対にあり得ない拍子割りはドリカム以降、AIKOや矢井田瞳や大塚愛に良く見られるが、ミスチルだけは何度歌っても覚えられない。
ミスチルが特異なのは、こういった特徴に加え、言葉がリエゾンぽくなることが多い。
単独では読む場合には発音されない語末の子音が、直後に母音が続く場合には発音されることだが、彼らの場合は二つ以上の文字を一文字もしくは全く聞き取れないことがある。
それも法則は無いから始末が悪い。
歌詞重視といえば、それまでなのかもしれないが、歌詞+曲が一体化していることをもって楽曲とするなら、これは無茶苦茶だと思う。
それもデビュー当時と比べ、年々激しくなっている気がするのは私だけでは無いと思う。
また、サビのメロディと比べ、前半部のメロディは語り部みたいで、無理やりツマラナイ曲をつけている気がする。
はっきり言って無くても良い位どうでも良いメロディ。
ただ、困ったことにサビがすごく良い。
今回聴いたアルバムの代表曲「HANABI」「GIFT」のサビは秀逸。
2008年と今から8年近く前に発売された曲なのに古さを感じない。
正直、発売して1〜2年で飽きるような楽曲には関心がなく、数年経っても聴きたくなる曲…アルバムしか欲しくない。
しばらくぶりに聴きたくなって買ったは良いが、この2曲、カラオケで歌える日は遠い。
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