四年前に読んだ本。
『新・三銃士メモリアルブック NHK連続人形活劇』
http://goo.gl/jhVIDD #bookmeter 日本放送出版協会 2010年8月刊。2011年3月19日読了。
NHKで放映された人形劇『新・三銃士』を楽しんだ人のための本。
脚色者・声優・人形操演・人形製作・衣装製作・映像デザイン・美術・キャラクターデザイン・音楽・アニメ・CG・VFX・演出・音響・撮影・照明・音声・映像技術・編集など、各担当者へのインタビュー・対談・座談会を満載した一冊で、写真がたくさん掲載されたヴィジュアルな体裁ですが、裏方さんたちの仕事の様子が分かるのが楽しく、じっくり読みふけってしまいました。
「片平洋資 まずセリフを録音し、そこにBGMや効果音を入れ、それに合わせて人形のお芝居がなされます。そして、そこからさらに「ポスプロ」と呼ばれる過程で、例えば足音には、実際に歩く音をこのメンバーが録音して、効果音としてつけ直していたのです。
映像に対して、音を意識して聞いている人は少数派だと思います。僕らの仕事は地味で、縁の下の力持ちとして、静かに心に染みて活きるものだと思っています。
どのシーンの背景にも必ず音があり、知らず知らずのうちに心が揺さぶられていたり、感動させられていたりする力があるので、映像への影響力はかなり強いと思います。
そんな風に、五人で三銃士の世界をつくってきました。生音をやっているときも、全員がキャラクターになっている気持ちでいます。声優さんと操演さんと同じステージに入り込むような思いで、関わってきたつもりです。」 p.89 音響デザインチーム座談会
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