＃１２０２　辻褄合わせ

そもそも国会議員のセンセイたちに過大な期待はしていません。
一応、各地域（都道府県）の代表として国会に送り込むわけですが、結局は票を投じてくれた組織の利益代表でしかなく、また所属する政党の頭数、一票でしかない場合がほとんどではないでしょうか。

さはさりながら、隣り合う人口の少ない県を統合して新たな選挙区をつくるという「合区」には反対ですね。
「一票の格差」是正から捻り出された考えですが、本末転倒、数字合わせのご都合主義としか思えません。

テキトー感満載です。
「憲法違反、憲法違反とうるさいから、田舎の定数を減らして辻褄合わせておけ！」という感じではないでしょうか。

弱小ローカルの軽視、切り捨てですね。
これでは負の拡大再生産です。
田舎はますます田舎になる。
声が半減するわけですから・・・（冒頭の前提は無視した建前論ですが）。

これこそ立派な憲法第14条違反です。
第13条の幸福権追求にも反しますね。

そもそも日本国民が法の下に平等ならば、四国に新幹線がないのは歴とした憲法違反だというイチャモンだってつけられるのでは・・・。
「人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」と第14条は謳ってますからね。
地域格差は社会的関係における差別ではないでしょうか。

もっとも「新幹線開通」が幸福かどうかは異論もあるでしょうが。

「地域格差の解消は、一票の格差とは別の次元で考えるべき」という意見もあるようです が、ならばその「別の次元」「別の手立て」を先に提示すべきでしょうね。

「一票の格差」って誰が言い出したんでしょうね。
個人レベルで、そんなことに不満を感じている人なんていないと思いますけどね。

世の中、ワケのわからないことが多すぎます。