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2015年06月03日12:12

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マテンロウ計画の

新作ゲームがやっと来てるぞ…!!(狭い宣伝)

それとは全然関係なく(多分そのうちシナリオに使うけど)、


土曜日はシルバーレイン、しらたき氏GM。ユネスコ会館ってうわ、ガチ心霊スポットじゃないですかヤダーの巻き。
日曜日はBoA、悪太郎氏GM。ドーネリアさんはBoAのオウガだと思ってたが、なんかテラガンのオウガが混ざってきた感の巻き。



シルバーレインと言うゲームは、ロールプレイ支援能力のうち、「敷居を下げる」ような力についてはたいそう強力なものがあり、
豊富なキャラクターイラストによる「PCのイメージのしやすさ」、
判定カードに言う台詞やそのイメージが書いてある「セリフ考える手間の軽減」、
このあたりからして
「何も考えなくても」「キャラとしての演技をしたことなくても」、とりあえずその場しのぎのキャラロールがしやすくなっており、
つまり初心者に「キャラロールってつまり何やるのよ、演技?行動宣言?なんなの?」という部分についてのカンの一歩目を与えやすくなっているということですが、


新入生さんを交えてひとまずやって見た結果、
まともなTRPGに触れること自体2度目(それ以前の初回は、右も左もわからないメンツでSW2をやみくもにやってみて「おい、死んだぞ」になったというトラウマもち)の人でも
問題なく演技するところまで行けてしまった、という。


この辺のロールプレイ支援能力は、
シナリオ内の本筋に関わるテーマ的なセリフ群に対してはしかし、特にアプローチする助けにならないように出来ているので
(行動カードのセリフもキャライラストも、その場でぶつ切りのセリフを言うだけならいいけど、テーマに対するロールプレイにコレをこじつけようとするとそれなりのスキルがいるし、そのスキルがあるなら多分支援システムはソレほど必要ない)
人によってはやっぱりジャマだなあとか思ってしまう場合もあるのでしょうが、
入門者に対する「布教」とか、「方便」といった意味ではやはり意義はおおきいっぽい。



お話はどうやらサンプルシナリオ。
運命予報師のいわくでは、
兵庫は芦屋のユネスコ会館で、
少年と少女の二人組みが自縛霊に襲われるのをみたとか……



……ユネスコ会館?聞いたようなワードだな……
銀雨の特色と言えばローカル感ではあるし、もしかして…
(ググッて見る)うわっガチの実在心霊スポットだっ!


GMもまともに知らなかったようなので、休憩時間などにご紹介。
うん、
この辺も、「実物の紹介がたやすいからイメージを共有しやすい」と言うことではあるんだろうか……。


しかし、情報を調べて出てくるのは、
「吸血鬼になろうとして儀式に失敗し、結果として集団自殺をしたカルト教団」だとか、
「ソレを追っていて、血がほとんどない状態で発見された記者」といった、
自縛霊でなく吸血鬼をメインにした情報。


予報ででた「コレから襲われる」少年少女も、
実は数年前、小さな頃に「ナニカ」に襲われた経験があり、マスコミはソレを野犬だと報道したそうなのだが……。


という形。自縛霊は……?
疑問を残しながら、少年少女に直接コンタクトを取り、彼等の話を聞いて見ると、
今夜中にキモ試しを師にユネスコ会館に行く予定だとか。もちろん、止めても聞く気配はなし。

うーん、切羽詰ってはいるのだが、
因縁が解ききれません。


気配を完全に消す「術」等使って盗み聞きなど敢行すれば、
彼等は已然巻き込まれた事件で少女の妹さんを無くしており、
ある種のトラウマ払拭の為に、「何かあったらしい」ユネスコ会館へいって、
オバケどもにも逃げずに立ち向かえるようになって行きたい、等と行った供述も取れます。



なるほど。
こうした精神的決着がついていない、昔の「怪奇現象」を見、信じてしまった二人を、
現実世界に引き戻すには、さて。
なにもせずほうっておくと、「むこう」に連れて行かれてしまいますでしょう…。
もしかしたら、誰あろう妹さんの霊に。
そうでなくても、
妹さんの魂を手放すまいと派手に抵抗する、「吸血鬼」の霊。

果たして、彼等を地上に縛りあっているのは…妹の幽霊なのか、妹を殺した吸血鬼の残骸なのか…?



しらたきさんの「とりあえず何とかしちゃう」能力はしかし、凄いものがありますね。
本来出すつもりがなかったイベント(今回は単発だったけど、キャンペーン用にするなら必要な情報など)なども、会話が転がればどんどん出していき〜というぐらい。

我が漫画家PCのさっちゃんは、良くも悪くもシナリオ内にありそうなフラグを片端から漫画化目線でチェックして行けたので
本当に「出さなくてもクリアできるけど、出したほうがお話が面白くなる」ような情報を漁っていけたし。




日曜日は
悪さんのシナリオ久しぶりな気もするが
今回は「獣人差別」系のお話。



BoAの世界において、差別されがちな獣人たちを、
しかし街の中に引き入れ、教育さえしている領主がいました。

獣人の子供達は口々に、高らかに述べます。
「我々は、名誉児童です!」
「我々は、領主様に、人間の方々に、深く感謝をしています!」
「我々は、人間より下、獣人より上、のものです!」


彼等の普段の生活は、怯えに満ちたものです。
獣人を教育する教師達は、文明的な考えを彼等に体でわからせるため、鞭を、棒を持って、彼等を立派な「名誉児童」に育て上げようとします。

そうすることで、獣人たちは、野蛮な獣人の暮らしを忘れ、「獣人らしさ」を忘れ、人の社会で生きていくための心得に、染め上げられていくのです。




……
ちょっと前に、親父が演出した、「インディアン寄宿学校」の芝居のDVDをGMにみせたのがよかったのか
結構そのままの舞台を用意してくれてる……!!


一般に、自然に近しい生活と言うのはリスクも高く、
安全と衛生が確保されにくいこと、ケガと病気への対処法が少ないこと、
ソレら安全性などを確保しなければいけない、と考えられるような基本的な教育が根付きにくいこと、
性交渉まわりの価値観、
そういった数々の問題点を鑑みるに、
そうした生活層の人々をきちんと教育して、文明の仲間入りをさせよう、
という社会構築に、
もちろん意味・意義はありますが、


しかし、
「ネイティブな世界にしかなかったものがあるのではないか」
「ソレを無くしては、いけないのではないだろうか」

といったものも、少なからずあろう……とは思います。


文明化、教育とは、
いってしまえば「考えかたを変えてしまう」というものです。

それはつまり、「考え方を変えてもらわないと困る」商売でもアリ、
より強い「教育」をし無ければならなくなる。

そして、ソレに乗らない哀れなけだものには、制裁を与る。

時には、虐殺をする。


でも。
それでも、一帯の秩序確保にはたいそう役立っていて、
「名誉児童」となった獣人の少年少女には、コレまでの飢えたような暮らしからは考えられない、衣・食・住が与えられて。
みな、魂が「森」から「街」に染まっていく。


たった一人、そこを抜け出し、自分の村の人たちと話しをしたい、と飛び出していった娘を除いて。


うん、これ完全にあの芝居だわ。




この、「被差別民の数値的徹底管理」な政策を幼心に見てしまった領主の息子は、
人の生き死にと、「ただしいこと」の意義を完全に見失って、殺しを楽しむ賞金稼ぎになってしまい、

領主は領主で、本国教会とのコネクションの為に、獣人の村一個焼き滅ぼす決定を下したり、教会の御堂騎士などにもお願いして獣人狩りを敢行するなど、
すっかりと「差別秩序の権化」みたいなものになっています。


このすっかりとした歪は、
「獣人がいずれ叛乱を起こすんじゃないか」という、なおも一方的な疑心暗鬼を産み、

確かにその機運が高まってくる頃、
戦の魔神に使わされた一人のオウガの女を軸に、獣人たちは、確かに叛乱、戦を起こしてしまい、
最後の牙を人間につきたてながら、滅んでいこうとするばかりなのです……。



父の善を信じられないままに剣を人に向けて振るうばかりになった領主の息子は、
それでも己の血に流れる嗜虐性をただ否定するのでなく、
共生…いや共依存するかのように、賞金首を、偽善者を、名もない人々を、殺し、殺し、
そしていつかであった女オウガ…「こんなにも人を殺す自分を殺してくれる」彼女との再会を、
そんな彼女を殺す瞬間を、ころされる瞬間を、病的なほど心待ちにします。
(花押と白鳥人の印を壊すための魔神剣”カーネイジスポーン”を二本も用意してきて……!!)



そして、正義・法の為、後の自身の立場のために息子を疎んじる父領主は、
実の息子を殺すため、何人もの殺し屋をさえ雇うのです。




……こうやってみると詰め込まれてるな!

目移りしちゃうわけだぜ。
オウガさんは、誰を敵に回したら一番楽しいのか、誰を敵に回すと面白くなくなっちまうのか……。




今回のドーネリアさんは、
心の中の牙、
帰るべき大地、山と森、
魂の響きに逆らうな、

など獣人っていうか、ネイティブっぽいことをいっぱいいってました。

白鳥人はやってるけど、
こんなにもオウガだったんだなあこの子。

まあ、山を殴りつける火山雷にあこがれて戦士になった、とかなので
自然霊やトーテムみたいなもんへの意識は普通にあるのかもしれない。


しかし井上ゲーのオウガだといろいろアレかな。
ツノに触られると困る系オウガになっちまうな。神通力が出るツノじゃないから大丈夫なのかな。ふむん。
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