暮れから新年の掛けて読んだ、
村井弦斎 食道楽 秋の巻
明治時代に書かれた本とは思えぬ
食材の豊かさ。
例えば、トリュフ、キャビア、フォアグラ、
そしてアイスクリームやババロア。
ちょっとおなかの出た文学士の大原満(大腹満)と
その大原の恋の相手が、才色兼備で料理上手なお登和嬢。
ヤキモキするところもある二人だが
随処に現れる料理は600とか、
そしてそのレシピも書かれている。
一応小説だから読み物としても楽しい。
末巻には365日のお弁当の作り方もかいてあり
料理好きには至れり尽くせり。
ちなみに、
NHK朝ドラの「ごちそうさん」に出てくる
小説家 室井幸斎とは村井弦斎をもじっているんだろうなぁ。
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