朝、FMをつけたら
いきなりバッハのゴールドベルク変奏曲の
第30変奏「クオドリベット」の箇所が
弦楽合奏で流れてきました。
ゴールドベルク変奏曲はピアノ曲ですが、
ドミトリー・シトコヴェツキーが弦楽三重奏曲に編曲したのは有名。
それを弦楽合奏へ拡張した演奏ですね。
wikiによると
「クオドリベット」というのは
ラテン語で「好きなように」を意味するようです。
宴会などで行う、複数人がそれぞれちがう歌を同時に歌う遊び。
バッハは当時の流行歌二つを組み合わせながらも、
主題とも重ね合わせて終曲としています。
その流行歌とは、
「長いこと御無沙汰だ、さあおいで、おいで」と
「キャベツとカブが俺を追い出した、母さんが肉を料理すれば出て行かずにすんだのに」
フーガが重なりあうと、厚い響きになちがちですが、
ここでは複数の旋律が重なりあって
軽妙な楽しい音楽になっていますね。
来年2月の紀尾井シンフォニエッタの定期演奏会では
ドミトリー・シトコヴェツキーの指揮で、
このゴルトベルク変奏曲BWV988(弦楽合奏版)が演奏されます。
私、上京して聴きに行きます。
あっ、今日はクリスマス・イブですね。
バッハのクリスマス・オラトリオは言うまでもありませんが、
カンタータなら第63番、91番、110番、191番も聴きたいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WO-pt16FxxM
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