mixiユーザー(id:366862)

2014年01月08日13:32

228 view

新年明けてからの

セッション群。

金曜日にBoA、私GM。夢を見る私の見る夢の巻き。
土曜日にBoA,悪太郎氏GM。夢にまで見た二週目の巻き。
日曜日にウォーハンマー、ましゅまろまん氏GM。明日死ぬかもしれない人間に2度目はないの巻き。


三が日中に一回くらいセッションしようということになったので
新年から私GMの順番。

ふわっとそれっぽく初夢の話とかおせちの話とかやろうかなと思って
PERSONAL COLORさんのところの「夢路で君と待ち合わせ」から。

あと、
最近「夢の中で自分に出会うとヤバイ」系のスレを見た記憶があるので
ドッペルゲンガー的な伝承と相まっていって。


全体のお話は

「夢の向こうのダレカ」が、この世界の人の夢と道をつなげて、
「同じ姿の人」が二人以上登場している夢を媒介に、
現実の人物を消してしまうことで存在を入れ替えて、外の世界に出てこようとする


というウラを中心に、

PC1
魔術師のヒロインに、「二人の夢をつなげる術ってのを見つけた。夢の中で待ち合わせをしよう」という魔術実験に付き合わされるが、

最初に実際に夢の中で出会えるのは、「PC1の、普段の夢の中に出るヒロイン」。

この正体を看破したら、
「じゃあ、”現実のヒロイン”と待ち合わせているところに、一緒に行こう。向こうには、『ヒロインの夢の中に住むPC1』もいるかもね。」
という流れになる。



PC2
自分の周りの人が、朝になっても誰一人起きてこない、という夢を見る。
宿の、自分の寝室に入ろうとすると、誰かの声に「入るな!」と止められるところで目が覚める。

しかし、起きてみたところで、周りの人はいつもより眠そうだったり、実際にペットなどは起きてこようとしない。
夢が、現実に出てこようとしている。



といった流れから、

今はまだ夢の中にいる「出てこようとしている何か」に、早めに手を出すため、
現実世界から夢に直接手を出そうとPC2が調べまわったところ、

「夢に干渉する術」をPC1のヒロインが用いようとしていた、という情報を知っている人物が出てくるので(OPでPC2を止めたのはこの人物)、
ヒロインとPC1がいるところに行ってみると、

PC1とヒロインが「相手の夢の中にだけいる、”夢の中のもう一人の自分”と出会った途端、夢の中の彼らが豹変して襲い掛かってくる」
といった悪夢にうなされているので、これを助けおこし、

なるほど、
「夢の中の自分」というのに出会うと、彼らは「現実に悪さをするもの」になるわけなので、

夢の中に現実の力を持ち込むために、「待ち合わせをする術」を用い、
特に現実に悪徳をばら撒こうとしている「PC2の夢」を正常化するべく、
「夢の中の、もう一人のPC2」に会いに行こうということに。
何処にいるかといえば、

「宿の誰も、寝室から起きてこない夢」なのだから、

最初に止められた、「自分が起き出してこない、自分の寝室」にいるのだろうと。



というわけで、
戦闘は
参加したPCと同じデータを持つ敵と、
戦力にすべしと連れ込んだNPCのものを含めた、やはり同じ構成の奇跡で。
闇の眷属というか魔神の手管の一種なので、ちょっと魔印を追加して回復量を確保。くらいの。


PCと全く同じ奇跡構成って
なんつうかGM側からしてもテクニカルというか
「PCが蓋然的に選択して持ち込んでくる奇跡」を運用することになるので
ちょっとはらはらして楽しいですね。

例えば
エフェクトスレクトスのヒロインを間違ってラス戦に連れ込むと
大惨事になるわけです。
だってお互い、そんなに防御系奇跡ないもん。


バランスが取れている場合、
通常攻撃に対して防御奇跡を先に切ったほうが負ける、みたいなことになりますが
そこはまあ「行動順番が完全に一緒になるので、そこはPC側有利で」と手番をPCから始めれば
相手の防御能力の手の内は割れているのと、あたりさえすれば普通のボスと違ってHP低いので、
高経験点帯のPCなら、ほぼ決めうちで奇跡を使わせられる……という形状ではアルのですが、充分事故はありうる。
まあ、所詮GMがつかう「偽者」なので、PCを使い込んでるPLに比べれば取れる戦術などのバリエーションに不慣れな部分がついて回りますから、
たとえボス側に手番が回ってきてもそうそうPCを落とせるって事はないはずではありますが。


あとPCのモノマネロールプレイがちょっと楽しかった。
物まねは出来るんですけど、でももちろ演者が違うんですから絶対偽者なんですよ。


とまあ、とりあえず初夢ぜんぜん関係ない話になった感じですが。
どっちかっつうと蟲師だなこれ。



土曜日は久しぶりにサークルでの悪太郎氏BoA。
このところ、若い子が(それも、なんだか自信なさげに)やるBoAくらいしか行われていないようなので、
ある程度やり方を知っている年寄りがBoAやるとこんな風だよ、
というのを示す目的もあるようで。

こちらもまた夢の中というのではないのですが、
「歴史をつづった物語の中」に入って、その登場人物として物語に干渉し、
その悲劇にまみれた史実を変えてしまおう、という
身内では何度かやった「魔術師マゴスの祭忌書」シリーズの一つ。

「悲劇に挑むこと」、「それを塗り替えるべくPCが努力すること」、という
BoAに必要なエッセンスを
いい意味で抽象的に抜き出したものになるので、
戦史っぽさとかは薄れるものの、幻想分は増して、
確かに「で、BoAってなにやるの?」を示すにはいい題材。


今回は、「夢をかなえる氷の城」のお話。
その城にたどり着けば、なんでも願いが叶うといわれる城に、
(基本的にはNPCの願いをかなえてあげる手伝いをするために)、各々の理由でやってきたPCたちが、
ある宿で一夜を共にする話。


ミドルフェイズのシーンは、
各PCやNPCがこれまでにどんな経緯をたどってきたか、
どんな願いを持ったのか、
といったことが茶飲み話の回想シーンとして語られるのですが、

ソレを聞くだに、
他者の恨みから姉を失ったとか、
悲恋を受け入れられずに奪い合いの末に悲劇をおこしてしまったとか、
戦争の一端にて家族を惨殺されたとか、

その末に、殺戮者になってしまったとか、
その末に、知りあいであったPCたちを殺害してしまっているとか、

「シナリオ開始時には、各NPCに協力することになっているPC(というかPL)たちでさえ知らない」悲劇が起こっていたことが描写され、

失ったものを取り戻すために、「氷の城を目指している」ということになるのですが、


その時点で、NPCをあてがわれてない最終番号のPCが、
「願いが叶うという名目で力のある人間(聖痕者)を集め、その聖痕ごと城に閉じ込める」怪物”氷の城”のやり口を看破し、
氷の中で幽鬼のように願いを口にし続ける全NPCに、たった一人で勝ち目のない戦いを挑む羽目になり……

「という悲劇」までが描写されたところで、

PC達全員の前に、「という物語」を読ませていた魔術師マゴスが登場する。
というような。


再び、NPC達の「悲劇的な過去」の章に戻り、
彼らを悲劇から救うことで、最後の章で戦わなければならない敵の数を減らし、
クリーチャー「氷の城(の主である怪物)」を退治できる状態にする。

というようなお話。


おお、
たとえ祭忌書の話であるとはいえ、
セーブ様とロード様が機能している話は初めてな気がする。

なんどか味わった「くそ、もう一周できれば…!」みたいな欲求を
しかし最初から満たせるようなギミックが用意されているというのは
なんだか親切設計。


というわけで、
NPCだけや、
関係のあるPC一人だけでは
到底救って上げられなかった悲劇に、
手の空いてる最終番PCや
他PCが「登場」することで、ソレをムリクリにでも回避させるぞ!という「物語の展開」をおこして
各NPCを悲劇から救うことに成功。

弱体化した氷の城を破壊することで、
かくしてお話「氷の城」は、悲劇と怪物の恐怖譚ではなく、英雄が怪物を屠る英雄譚になるわけです。


もちろん、殺戮者になりえたNPCたちでしたから、
助けた分だけ奇跡の支援をもらえる様になるので、

PCが奇跡を起こしてでも助けてあげることで、得られるものも大きいわけです。
逆に、こういうところで「ボス戦で自分達の手札が減るから……」と怖気づいたりして、
「人を救う」事に躊躇した場合、どんどん不利になるんでしょうねこれ。

こうした采配によって、「PCが英雄をやる価値」をきちんと高めてある辺り、
こう、とてもBoA。



次回からは私BoA卓入らないんですが(っていうのも、新歓練習も始まるし、”勉強になる卓”になるたけ若い子を入れる枠をあけたかったというのがあるので)
どうなっていくかな。


日曜は
身内で初めてウォーハンマー。
ましゅまろまん氏が前々から結構やりたがっていたので、
新キャラを作成して挑戦。


つっても、
オーソドックスに冒険するかぎりではありますが、
せっかく身内でのこと、
PCたちが知り合うところからちゃんとやっていこうか、
というあたりののんびりさはちょっと新鮮。

神殿警備員のPCが、神殿依頼の輸送任務を下げ渡され、
神殿不法侵入のカドでつかまっていたホネ拾いのPCに、贖罪の奉仕活動が提示され、
GMがPC扱いで用意した理容外科医に手伝いを頼んで、

神殿兵の武装を郊外のドワーフの鍛冶屋から受け取ってこいというお話。


山賊が出るという道を警戒しながら現地に向かえば、
しかしなんと件の鍛冶屋は殺害されており、
10人分の出来立て装備の含まれた倉庫は空っぽ。

これで帰って「ありませんでした」じゃあガキの使いだが、
さりとてこれを奪っていった賊は、つまり最新装備に身を包んだ連中なわけで。
さてどうしよう。


というような。

まあ、敵の規模を調べつつ、
こちら3人、向こう4人とわかった時点で、
山賊本体と合流される前に、うまく陣形を崩させる奇襲(囮を使って見張りをひとり遠ざけさせるとか)をかけてやっちまおう、
で何とかなりました。


その中に、
「解読できなかった盗賊の符丁紙」、
「出発初日から私たちを監視していた何か」、
といった
まだ正体のわかってないものもいくつかありますので、
次回の展開に期待。



しかしいざ戦闘が始まると被害担当艦っぽい立ち回りになる私。
まあ、ダイス目や攻撃能力と違って、
全PCが「耐久値」というリソースは持ってますからね。
敵の攻撃をパーティ全体で何回受けられるかという回数を
ある程度偏らせる意義というのもまああるにはあるんですが
しかし怖いな……!

下方判定ゲーで
攻撃ダイスは平均80を出しつつ
瀕死になった後の受け流しダイスは平均30という
低レベルの駆逐艦か潜水艦みたいな立ち回りでしたが……
ああそうか、これ
「帰ってももう一回は来れない」艦これか。



そういえばちょっと前にあれもTRPGになると聞いた。
冒険企画局が作るそうですし
まさに
死に安さ等のシビアさ、運に頼ったはゲーム性そのままに、
ゲーム一回の時間を短縮する意味も含めて「失敗したら失敗、おしまい」的な
リトライを機軸としたソーシャルゲーの冗長さを排除した感じの、

まさに
「帰ればまた来られる」がない艦これになりそうですげー怖いのは私だけでしょうかw。
艦娘に愛を注ぐことじゃなくて
中破轟沈説におびえながらも決断することが主題になってしまったらと思うと……!!!
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年01月>
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031