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2013年12月21日21:01

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12月17日 「プラットホーム」見る

本日は、DVDに発売されなかった、2000年の中国映画の傑作を、何とビデオで借りました。
この作品、実はあの、オフィス北野が出資しているにも関わらず、日本ではDVDレンタルをしていない、という信じられない珍品なのです。
でもどうしても見たかったので、渋谷で、日本最大級のTSUTAYAまで行って、ビデオを借りてきました。
内容は、劇団員4名の青春を描いているのですが。貧しい地方の劇団員が、文革後の80年代に旅を続けながら芝居をする姿は、中国の近代の激動の時代を映し、勉強になりました。
ギリシャ映画の傑作「旅芸人の記録」と似てて、決して豊かでない劇団が旅を続けるのを、1シーン1カットで撮影してます。
中国映画らしいのが、主人公が全く冴えない、幼馴染の恋人にも振られるような凡庸な男で、物語の中でも最後まで金持ちになることはないというスター性のないえいがなのが、逆にこれはリアリティーがあります。
雄大な中国の自然の中で、変化する時代で夢が現実の中でほろ苦く挫折していく味わいなどは上質でした。
ちなに、ここで告白すると、久しぶりのビデオテープで見たのですが。最後に巻き戻す時に、テープがデッキに絡まって、大変なことに。とりあえず、デッキを分解して、グチャグチャになった借り物のビデオテープを救い出したのだが。もはや大都会でもなかなか見られない貴重な作品を、傷つけてしまって、罪悪感を感じました。


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