mixiユーザー(id:1057202)

2012年09月05日22:14

8 view

それほど「妄想」の産物に非ず?

先日のこと、短期で初滞在された日本人をご案内していたらその方から、

「鈴木さんってラマナに詳しいんですねえ・・・『ラマナおたく』みたい」

と評された(笑)


本当なら「熱烈なる信奉者」とか評していただきたいところであるが、しかしよく考えるとこの「ラマナおたく」という表現はなかなかいい得て妙ではないか!

日本におけるラマナ関係の「親睦団体」として、「日本ラマナ協会」というものがあり以前は私もそこの会員であったのだが、真摯で真面目な気風・カラーに馴染めず(まあ、私のアバンギャルドな?言行からすれば当然ですわな)、籍を辞し現在は無関係である。

ところでインド各地及び欧米諸国にも同じようにラマナ関連の「親睦団体」があるのだが、面白いことにどの団体も「それはラマナアシュラムの支部ではない」のですな。

一般的な宗教団体のような「ピラミッド体制」というのは、ラマナアシュラムには存在せず、それぞれの団体は「好き勝手に」活動しているのである(もちろん個々にアシュラムとの友好関係を保っている)。

であるからして、日本にラマナ関連親睦団体は複数存在してもかまわないのですな・・・

じゃあこの際だから、新たに「日本ラマナ狂会(誤字に非ず!)」でも立ち上げて、その会長に就任しようかな?

などという考えも、「大日本お気楽脳天気教?」のほどの妄想の産物ではないのだ(笑)


先日1日は、アシュラムの「アドヴェント・デー」の祝賀行事が行われ、満月や週末と連続したため、マドラィのラマナ・ケンドラから大勢の団体さんがやってきたりしてたいそう賑わったざんす。

この「アドヴェント・デー」というのは、1896年9月1日にこのアルナーチャラの地にラマナがやってきた日を祝うのである(因みに誕生日や命日は「タミル暦」計算なので毎年日付が違うのだが、この日は西暦で祝うから日付は変わらない)。


ところでこれは以前にも書いたことがあるが、日本で流布されているラマナ情報・・特に出版物のそれというのは、当然のことながら「ラマナ」の教え・エピソードが圧倒的なメイン情報である。

しかしながら現地にある程度滞在を重ねて「ラマナおたく」なんぞと言われるようになると、少々違う見解を持つようになるのですな。

実際のところ、ラマナよりも「アルナーチャラ」の方が本来の主人公なのざんすよん!!

・・・・というのが私の見解ざんす。

もちろんこのティルヴァンナマライという街にあっては、ラマナは大スター?であるし、アシュラムはかなりお金持ちの(笑)「街の有力団体」であることは間違いないのだが、だからといってラマナアシュラムがこの町の中心では決してない。

ここは「門前町」であり、御山の東側の通称「ビック・テンプル」、アルナチャレシュワラ寺院(建立は1300年代と聞いた)が、名実共にこの町の中心である。

ラマナアシュラムが創建されたのは今からちょうど80年前の1922年である(ただし最初から「計画的に」設立したわけではない)。


まあ先祖代々の地元の皆さんにしてみれば、いわば「新興宗教団体」みたいなものなのですなあ(笑)

実際にラマナ以前にも遥かな古代からこの御山はここに鎮座ましまし、数多の聖賢を引き寄せてきたし、現在でも「アシュラム」と称するものは界隈に少なからぬ数が存在する・・当然のことながら有名無名を問わずそこにはグル(霊的指導者)がいらっしゃるわけなのだ。


では果たしてラマナという存在はどういうものなのだろうか?

例えばこんな考え方もある・・・・

アルナーチャラ御自身が(この御山は「山の姿で顕現しているシヴァ神そのもの」といわれる)、「自らの存在を広く遍く世界に知らしめるために」ラマナという人間の姿の存在を送り出したのだ・・・と。

実際南インドのローカルな聖地だったここは、ラマナが紹介され名声を馳せるようになっていくのと比例して、広く知られるようになってきた。

特に我々外国人にとっては、ラマナという存在があればこそここにやってくるようになったわけで、そうでなければ現在のように大勢の外国人が滞在・居住しているようにはならなかっただろう。


またこの10数年来、毎月満月の夜にはこの地に推定10万人以上(ディーパム満月時には30万人位かな?)の大巡礼団が押し寄せギリプラダクシナをしていくようになったのだが、これは全く新しい現象であって決して古来からの行事ではない。

話によれば、ここの信奉者である映画関係者がここを舞台にした娯楽映画を作ったのだが、要するに「満月の夜にアルナーチャラの周囲を歩いて一周すると幸せになれる!」的な内容で(笑)、これがヒットしたためにこういう現象がおきるようになった・・・そうである。


実際満月の日はとてつもなく混雑して、「誰が瞑想なんぞやってられるかあ!!」と言う状況になったりして外国人にしてみれば「はた迷惑」この上ないのだが(笑)、これまたアルナーチャラ御自身が「自らの存在を広く遍く世界に知らしめるために」、映画という方法を使われたのだ・・・と言えなくもない。


これは全く余談であるが、数年前の「スマトラ沖大津波」は南インド沿岸部に甚大なる被害をもたらしたのだが、これが満月当日か翌日だったのだ。

ということは、「ここへ巡礼に来ていて命拾いした」沿岸部住人は決して少なくないはずである。


さてさて、スケールとしてはがっくり小さくなってしまうのだが、私の管理する「ラマナ・マハリシの臨在」サイトをご覧になってここへやってこられた方・・・というのも少なからずいらっしゃるのである。

私のような少々異端的で、でしゃばり屋・目立ちたがり屋が、どうしてこう過分の恩寵を頂いているのか?

多分私もまた「彼の道具」として使われているのざんすよ、そういう流れからすれば


じゃあこの際、新たに「日本ラマナ狂会(誤字に非ず!)」でも立ち上げて、その会長に就任しようかな?

などという考えも、「大日本お気楽脳天気教?」のほどの妄想の産物ではないのだ(笑)わははははは!!!!
6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する