さて今日はひな祭り。
私は一人っ子なので全然「おひなさま」とは無縁に育ってきたし、子供も男の子だったのでパンガン島の南国の空に「こいのぼり」を掲げたことがあるがやはり「おひなさま」はなし。
しかし現在私が居住している埼玉県鴻巣市というのは、江戸時代から「雛人形」の産地として有名なのだ。↓
http://www.marutakeningyou.co.jp/kbr/index.htm
そして、我が鴻巣庵の所在地というのはその名を「人形町」・・さようまさしく「鴻巣雛生産の中心」地域であり、周囲には老舗の大きな人形店が何件か営業している。
話は変わって、歌舞伎役者が舞台上で見得を切ったときに大向こうから声がかかる・・時に呼ばれるのが「屋号」ざんすね、「音羽屋!」「成田屋!」という掛け声ですな。
で、最近ではあんまり聞かれなくなったそうだが噺家の場合は、昔は高座に登場してくると、大名人などに対してはその師匠の住んでいる町名を呼んだりしたそうで、
「待ってました、黒門町!(八代目桂文楽)」とか「いよっ、稲荷町!(八代目林家正蔵(彦六)」てな具合ざんすね
・・・最近はある噺家がこれをマクラでネタとして使って、自分もご贔屓さんに呼んでもらったのだが、住んでるのが大田区大森・・・「おう、おおもり!」・・なんだか定食屋みたいでしまらない、というギャグ。
さて私も「師匠」なんぞと呼ばれたりするので、今度からヨーガレッスンが始まる時などには挨拶代わりに大向こうから是非こう呼んでもらいたい、
「よっ、待ってました人形町、お気楽脳天気!!」
ううむ、こうなると登場前には「お囃子」が必要だな、いやそれ以前に
大向こうから声がかかる・・・くらい沢山お客さんに来ていただきたいものざんすねえ。
・・・お後が宜しいようで(爆)
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