ギターの弦が切れました。　わたしは撫でるように弦を奏でます。　だから切れてしまったのは、　弦が古く伸び切ってしまったらからでした。　前に取り替えたのは3年前の秋だったと思います。　　込み上げる思いをそまま言葉に変え、　胸の高鳴りに合わせて

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　働き始めた頃はウイークデイは気分が騒めいてお仕事に身が入らなかったことが有りました。　週末の2日前からはお腹の中を綺麗にする為食事を断ってお腹も空いてそわそわし、服は何を着ようかどのヒールにしようかとそればかりでした。　あの頃は「今しかこ

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　友人にザボザと言う原人がいます。　 ザボザとわたしはゴリラを狩ってその皮を剥いで暮らしています。　わたしもゴリラを狩るのはうまいけど、ザボザの奴はゴリラを狩るのがもっとうまいのです。　ある朝わたしとザボザが市場でゴリラの皮を売っていると兵

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　わたしは寝る前に外したイヤリングとかアクセサリを脱いだ靴の中に収める癖が有ります。　これは子どものとき裸足で遊ぶのに靴下を脱いで丸めて靴に仕舞う習慣の延長だと思います。　唯、今日履いた靴を脱いだときにその脱いだ靴に直ぐ仕舞えば良いのだけど

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　余り仲良くない友人から電話が有りました。　「仲良くない」と言ってもその友人を憎んだり嫌ってる訳では有りません。唯、余り仲良くないだけです。　「電話が有った」と言ってもその友人と話した訳では有りません。友人はいつも一度か二度呼び鈴を鳴らすと

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　うら山が母屋を風から守ってくれます。　冷たい風が吹き荒み、うら山の林がどよめいてます。　林は風を受け、どよめきに変わります。　時々どよめきに混じり、けものの声がします。　けもの達は林に潜み、寒さを凌ぎ夜を過ごしてます。・

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　泥水に三日浸かっても、　確実に矢を放つ弓がわたしは好きです。　そして早さです。　瞬き一つの間に三本矢を放つのです。　確実に射抜くより、　とにかく早く射るのです。　ヘリゲル先生、　如何でしょうか。　・

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　わたしは性別が未分化で生まれました。　親族の希望で男性の特徴を残し、男子として育てられましたが遺伝子は女性です。　わたしは血の気の多いお転婆な子で、お人形さん遊びやままごと遊びが好きな反面、カラテを習うことやプロレスのテレビを見るのが大好

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　漸近線が、　限り無くゼロに迫る。　質量が、　無限大に達する。　捻れた空間が、　はち切れた。　太陽なんて、　疾うに燃え尽きてる。　故に世界は永劫不滅。　柱の時計が逆さ回りしてるのに、　いつ気付かれました。　［2020年9月20日日記より］。・

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　すきま風で窓掛けが揺れる。　建て付けのわるい家だこと。　風がうら山の木を煽る。　風は西北寄り。　学校がまとまり、　朝の道から子どもが失せた。　おとなりさんは引っ越して、　家はも抜け。　今日は月よう日。　気は乗らないけど、　気分を替えて行き

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　雨は上がっているのでしょう。　静寂は深く澄んでます。　あと半刻で雲は失せて月が見えます。　宵待ちは雨に焦らされ更待ちでした。　眠るなら、窓掛け上げて眠りましょう。・

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　4月から高等学校の通信課程で学びたいと思ってます。わたしはむかしから勉強は大好きだったのです。　10代のとき大学入学検定は取ったのですが、それはあくまで「大学を受験して良いよ」と言う資格で、高等学校を卒業したことには成りません。たまに高等学

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　雪が降ってます。　雨垂れも聞こえるから、　積もらなそうです。　お部屋の中で外を見てます。　やる気が無いです。　何処にも行く気しません。　つまらないかと言うと、　つまらなく無いです。　このまま今日は、　誰も来ないといいですね。・　　

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　秋、刈り入れ前の田んぼでいなごがセックスをしてました。夏には道でてんとう虫がセックスをしてました。ずうっと前は動物園でライオンがセックスしてました。　虫とかけものは何でセックスをするのでしょうか。　ライオンの場合はお母さんが子供ライオンに

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　「大は小を兼ねる」と思って前に大きいサイズのハイヒールを選んで足を痛めてしまったことが有りました。　わたしはお気に入りの靴が見付かると毎日そればかり履いてしまうのだけど、そのときはひと月目くらいで急に足の親指の付け根に強い痛みが出ました。

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　きょうはわたしにとって犬の日だ。　子どものとき飼ってた犬が死んだ日だ。　きょうは猫の日でもあるし、行政書士の日でもある。わたしは猫を飼っているし行政書士だから関係有るけど、一番は犬の日だ。　わたしは人が死んでも動物が死んでも大丈夫だ。でも

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　むかしどこかの怪獣が旅人に謎々を出し、答えられないとその旅人を食べてしまったそうです。　あるときギリシャの王さまに「それは人間だ」と答えられ、怪獣は崖から身を投げ死んでしまったと言われてます。　では、「初め女で男になってどうでも良くなった

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　傾く客船。　あちこち水が漏れて打つ手も無い。　知識は盤石だったのでは無いか？　技術は尽くされたのでは無いか？　うららかな陽射しに、蝋が溶け出すなんて。　君、それは日干し煉瓦に書いた指南書じゃないか。　つまり、泥舟だよ。，

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　玉子を焼いた。　初めは3個だったが、　途中で1個足して4個にした。　あたしくらいになると、　作り始めてからしょう油の色見て、　しょっぱいってのがわかるんだよ。　あたしは玉子を焼くと、　大体ぐちゃぐちゃになっちゃう。　でも、今日はうまく焼けた

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　商売を始めてみたけどうまく行かず、やむなくお店を閉める方のお手伝いをさせて頂くのもわたしの得意とするお仕事です。　図鑑などで星の一生の絵を見ると、星は最後に縮こまって大爆発をして宇宙に散らばって消えてしまいます。でもそれは消滅では無く、「

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　月に海はないのに海が有ります。　海を行く船のように、　宇宙船は人を乗せて月へ至りました。　人類にとって漸くたどり着いそこは、波も潮も無い、本当の静かの海だったのでしょう。　・

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　わたしが子どものとき、「小学二年生」を見てたら、駄洒落がいっぱい書いて有るページが有りました。　「道場へどうじよう」とか、「スルメほしいか」とか、「お父さんが嫌いな食べ物は、パパイヤ（パパ、嫌）」とかみたいなのが絵付きで乗ってました。　そ

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　週末にパートナーが子どもを連れて泊まりに来てくれました。前に煮物を出したら二人とも全く食べてくれなかったことが有りました。若い人や子どもは煮物が好きでは無いようです。　別に彼（パートナー）が食べてくれないのは構わないんです。でも子どもには

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　風船が、　貰ったときより小さくなりました。　毎日少しっつ、　空気が抜けているのでしょう。　お花と同じですね。　お花も毎日お水を替えて上げて、　でも、やっぱり枯れちゃうんですね。　風船とかゴム毬も、　やっぱりしおれちゃいます。・

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　人は追憶を語り反芻すると作家は物語の初めで言ってました（北杜夫「幽霊」）。　わたしはクルマに乗るとき、マッハゴーゴーの記憶がいつも蘇ります。クルマめがけて走って行って、扉に手を掛け跳び乗るイメージです。　本当に跳び乗ると天井に激突します。

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　南の頂きかすみに呆やけ、　あれば浮世か幽世か。　どん何処よ、　何処、何処よ、　どん何処、何処、何処、何処だぞよ。　童（わらべ）は旅立つ明日ひとりで、　遠い世界へ旅に出る。　どん何処よ、　何処、何処よ、　どん何処、何処、何処、何処だぞよ。　

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　夜中に目覚めたら、　ゆきこさんが部屋に来てました。　　わたしはまどろみで、　子守歌を聞いていたようです。　いつ現れたのと訊いたら、　わたしが寝てから直ぐと言いました。　ゆきこさんは「訳あり」と札を貼られ、店先で金二千円で売られたギターでし

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　ストロング金剛がコバヤシさんって知った日にゃ、　あたしゃ人類が火星に着いた時よりたまげたよ。　小野妹子が男だって、そんなの誰の知るとこさ？　ぺりーがちょんまげ見て鉄砲って恐がったの無理も無い。あたしゃマッカーサーに何で木槌咥えてんのって尋

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　先の日記で、2月3日にわたしが修行を終えてガイコツ島から戻ったことを書きました。　そしてその翌日の2月4日、わたしがガイコツ島で初めに戦った強敵、「モーちゃん」（ねこ）が亡くなりました。　地域猫（避妊手術を行った後に近所の人や有志の人達により

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