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2016年02月06日02:59

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『寝室のドレスコード』

 女体化したサガと女体化したカノンがセクシー系女性用下着をつけてエロいことをされる話です。アケローオス×アイオロス×サガでアケローオス×カノンです。
 下着のイメージはここ。「Salute」http://www.wacoal.jp/Salute/ サガには今年2月の42グループ(ランジェリードレスはWEB STOREのシリーズ33)、カノンにはWEB STOREのシリーズ24を着せてみました。ちなみにアケローオスが黒サガに着せたがっているのはWEB STOREのシリーズ35です。要するに「Salute」の下着をサガとカノンに着せたくて書いた話です。
 最初に断っておくと、一番のエロ上級者はポセイドン様です。カノンも大変だなー(棒読み)。
 もう少し寝かせて推敲しようかと思いましたが、カノンに着せた下着の商品ページの一部がweb上から消えてしまったので、残りのページがあるうちに掲載することにしました。
 参照作品は『例えばこんな愛の形』http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1942998622&owner_id=4632969『執着と愛の境界線』http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=4632969&id=1944928878『常識についての一考察』http://mixi.jp/view_diary.pl?owner_id=4632969&id=1946155592『時には愛の言葉を』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5848132『いい双子の日』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6082772『双子の日』http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1960490822&owner_id=4632969
 アケローオスについては『ハルモニアの首飾り』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3513947『ドナウの白波 黄金の酒』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4939909『セクアナの泉』http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4970379を参照。


『寝室のドレスコード』


 その日、聖域に姿を見せたアケローオスは艶やかな赤色の紙袋を持参していた。
「サガ、頼みがある」
「何でしょう」
「今夜はこれを着てくれないか?」
 そう言って河神は紙袋をサガに渡した。サガが袋の中をのぞき、手を突っ込む。取り出されたのは、布製品だった。
 サガはそれを広げた。
 彼の両手の間に広がったのは、女性用のパンティーだった。陰部をかろうじて隠す三角形の布地に、腰回りと後ろはほとんど紐の、いわゆる「Tバック」と言われる形だ。基調は白地で、鮮やかな青色の糸で点々と花開く薔薇の飾りが腰回りに施されている。
「な、な、な…」
 生真面目で潔癖な双子座の黄金聖闘士は赤面し、震えた。
「何ですか、これはーっ!?」
 問われたアケローオスは、真面目に答えた。
「見ての通り女性用下着だ」
「大真面目な顔で答えないでください!」
「時にはマンネリズムの打破が必要だと思ってな。今夜はこれを着てやろう。出来れば女の姿になってくれ」
「なぜそんなことを私が…っ!」
「お前に似合うと思ったんだがなぁ。教皇、お前だってこれをつけたサガの姿を見てみたいだろ?」
 紙袋の中から下着の一つを取り出し、アケローオスは執務机の前に座るアイオロスに広げてみせた。パンティーと揃いの、白地に青い薔薇とレースで飾りが施された美しいガーターベルトを見たアイオロスは、
「…むっはーっ!」
 と、ビールを飲まされた競走馬のように鼻息を荒くした。その反応に「分かりやすい男だなぁ」と思うアケローオスだった。
「いい!いいよ、サガ!それを着てみせて!」
 興奮したアイオロスは、バン、と両手を机について勢いよく立ちあがった。
「ア、アイオロス!?」
「すっごく来た!おれ、それを着たサガの姿が見たい!」
「しかし…!」
「…サガぁ、だめ?」
 アイオロスが両手を胸の前で組み、うるうるとした瞳で上目遣いにサガを見た。アケローオスも同じようにうるうる瞳でサガに懇願してみせる。
 そして男二人に見つめられたサガは、がっくりと肩を落として降参したのだった。

 その夜、教皇の間の浴場で入浴したサガは、アケローオスの力によって女性の体に変えられた。
「…どうして私がこんな…」
 アイオロスを寝室に残し、隣の居間に移動したサガは泣きそうな顔になった。
「綺麗なのに」
 と、アケローオスが楽しそうに言う。
「あなたは女性の方がお好きだから…!」
 ぶうっとふてくされた顔で、サガはアケローオスに詰め寄った。そしてまた泣きそうな顔になった。
「やはり…私より、女性の方が好き…?」
「…心配するな」
 ふっと目を細めて優しい顔でアケローオスがサガに口づける。
「男でも…お前を愛している。お前は…お前たちは、『特別』だから」
 口づけに応えたサガが、彼にぎゅっと抱き付いた。
「でも男の私より、女の私の方が…お好きでしょう?」
「まあな。出来ればこのまま河底にさらって行って妃にしたいほどだ」
 アケローオスから離れたサガは、着ていたバスローブをするりと脱いだ。ローブが重力に従って床に落ち、女性になったサガの裸身があらわになる。
 太ももに青いレースで薔薇の飾りがついた肌色のガーターストッキングを履き、揃いのガーターベルトを腰に装着してストッキングを止める。その上から、白地に青い薔薇が咲いたTバックのパンティーを履く。Tバックの細い紐はガーターベルトの美しさを隠さず、腰回りに豪華な印象を与えた。
 それから胸にブラジャーを着けた。後ろのホックをアケローオスが留め、体を少し前傾させてサガの豊かな胸をブラジャーの中に押し込むと、形を整えた。胸の中央に大輪の青薔薇を咲かせたブラジャーは白い布地で乳房を包み、胸の両横に沿って青薔薇を散らせてている。
 さらにその上にランジェリードレスを着る。左胸に濃いピンク色の薔薇がついた薄紅色のドレスは胸元で切り返しがつき、太ももを中ほどまで隠している。スカート部分の右下半分ほどは斜めのレース飾りになっており、レース部分の上についた薔薇がアクセントになっている。付属のケープを肩に羽織り、薔薇の飾りがついた紐を首元で結ぶ。
「少し化粧もしようか」
 と、アケローオスは用意した化粧品を並べた。
 サガの顔にファンデーションを塗り、ペールブルーのアイシャドーを選んで瞼の上に色を乗せる。マスカラでまつげを整え、頬紅を化粧筆で軽くはたく。
「口紅の色はどれがいいかな」
 うきうきと化粧品を選んでいるアケローオスに、黙って彼に化粧をされていたサガは憮然となった。
「楽しそうですね、アケローオス様」
「実に楽しい。愛する女を美しく飾るのは男の甲斐性だからな」
「化粧も手慣れているし…。どうせ他の女にもされているんでしょう?」
「何だ、他の女が気になるのか?」
 つん、とサガは唇をとがらせた。
「…好き者」
「すねるな」
 軽く笑うと、彼は一本の口紅を選んだ。
「あまり濃くない色が良いな。このコーラルピンクにしよう」
 そうしてリップブラシに口紅を付けると、アケローオスはそれをサガの唇に塗った。仕上げに、アフロディーテ手製の薔薇の香油を首筋と胸元に少しつける。
「…ほら、出来た。見てみろ」
 手鏡をアケローオスがサガに差し出す。サガがそれをのぞき込みと、円形の鏡の中に月の仙女のような美女の顔が映っていた。
「美しかろう?」
「…ええ」
 力なく、サガは同意した。鏡の中の女は確かに美しかったが、これが自分かと思うと情けない気持ちになってくる。
「このまま宝石と毛皮と絹のドレスでさらに飾り立てて街に連れ出したいくらいだ」
 ちゅっ、と、サガの髪にアケローオスが口づけを落とす。
「さあ、行こう、サガ。教皇が待っている」
「……」
 アケローオスに手を引かれ、サガは隣の寝室にと向かった。

完全版はこちら(R-18です)↓
http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6382593

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