今月の車田水滸伝ネタバレ

思いを拳に乗せて世界を制した男。聖剣を携え風のように駆け抜けた男。最高の男たちが今、交錯する！
衝撃のクロスオーバー超神話！

★この華悪崇こそが一切の正義、一切の規律、一切の平和！

episode05★勝利へと続く虹

華悪崇と紫龍が対峙した。
「聖剣はこちらにもあるだと？世迷い言を。この華悪崇（カオス）を愚弄する気か！」
「小宇宙を感じぬお前にはわかるまい。この紫龍の右手に宿りし聖剣…」
紫龍が手刀を構える。
「黄金聖闘士、山羊座のシュラより受け継ぎし、エクスカリバー。華悪崇（カオス）よ、この勝負をもって決するとしよう。どちらの聖剣が本物かを！」
「なにが聖剣だ！ただの手刀ではないか。鳳凰天舞！」
紫龍のエクスカリバーが鳳凰天舞を叩き折る。
「なに！？鳳凰天舞…。渾身の一撃を生身の腕で受け止めるとは…。ならば10本の聖剣、その全ての力をもって貴様を葬ってくれる」
紫龍の背に昇竜が浮かぶ。
「エクスカリバー！」
「バカな…！数多の聖剣戦争で一度も砕けたことのなかった、聖剣が」
砂漠をさまよう小次郎と竜児の前に姿を見せた者たちがいた。
「何者だ、あんたたち！？」
「神だよ。神話を歪めた者たちに、神自らの手で裁きを与える為、神々の楽園エリシオンよりこの地に降臨した。ヒュプノス」
「タナトス」
神父姿のヒュプノスとタナトスが現れた。
「ヒュプノスと…タナトス」
「ああ、そーかい。神か。なら俺たちの敵ってわけだ」
小次郎がヒュプノスに向かう。だがヒュプノスは自らの力を使った。
「な…、え、…あ、はれ？」
小次郎は急激な眠気に襲われ、パタ、と倒れた。
「小次郎！？なにが！？」
竜児が小次郎を調べる。
「…眠っている。これは…催眠術？小次郎…」
ヒュプノスの瞳が竜児を見る。
「魔性の目。かつて日米決戦で河井さんと戦った、ミズ・シャネルの魔性の目と同じ。いや…それをはるかに凌駕するほどの、これが神の力か…」
「なに、ただの余興だよ」
「神が人間（ウジ虫）たちを葬ることなど造作もない。我はタナトス。どこにいようと死を与えることができる今、この瞬間でさえも」
「クッ…、一瞬で死を与えるだって？だったら何故やらない？」
「それでは見せしめにならない。リュウジ・タカネ」
「！」
「君は我々が作りし神器を手に入れておきながらそれを放棄した」
「まさか、この響きは！」
タナトスとヒュプノスがカイザーナックルを手にする。
「ならばその神器で貴様を葬り、神に逆らう者への戒めとする！」
カイザーナックルが音を立てる。
「カイザーナックル！なぜおまえたちがカイザーを…」
「あの世でカイザーに聞くがいい！」
「これぞ神による粛清！」
『カイザー…。お前は海に帰されたことを…、怒っていたのか…？』
カイザーナックルを手にしたときのことを思い出す竜児。
「リュウ…、きこえるか、わたしの声が。カイザーナックルは真の主が手にした時、真紅に輝き閃光を放つという。神に選ばれた戦士、それは君だ」
「そうだ…違うんだ。カイザーは俺を選んでくれた。どんな理由があろうとカイザーが戻るのなら俺の元にやって来るはず。お前たちは知らないんだろう。カイザーナックルの真の輝きを！」
『あのカイザーはまやかし。この俺を倒すために仕組まれた罠だ』
「神話を歪めたのは…確かに俺だ。しかし神の力を歪めているのはおまえたちじゃないか」
「リュウジ・タカネ、身の程を知れ！」
「受けろ、姉ちゃんから教わった最後のブローを。勝利へと向かう虹の軌跡を！ウィニング　ザ　レインボー！」
タナトスを倒す竜児。
「まだ神に逆らうか！」
「ウッ！」
だがヒュプノスの前には小次郎が立ちはだかった。
「小次郎！」
「貴様…は…、ヒュプノスの眠りに落ちていたはず」
ヒュプノスを倒す小次郎。
「俺は風魔だぜ。いい夢見んのはおまえの方だろ」
その時、ヒュプノスとタナトスは幻のように消えた。
「うっぷ。なんだ…？あいつら、消えちまいやがった…。神なんかじゃねえじゃんか」
「あのカイザーも彼らも、まやかしの存在…」
『剣崎も。この世界に現れた敵は、幻影…？いったい誰がこんなことを？』
★次々と襲い来る刺客！その真の目的、真の敵とは何者なのか！？


作者コメント：劇場版星矢、乙女ゲーとして見ると相当沙織さんがおいしいです。


なんかもう話とキャラがごちゃごちゃでわけわからん…。
来月号も掲載ですｗ

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