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環境共生施設研究所コミュのまちづくりに地政学の視点と発想、九州横断ベルト

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まちづくりに地政学の視点と発想、九州横断ベルト

 最近、地政学なる言葉が何時も頭に在る。きっかけは、4年前から1年半関わった熊本県山都町馬見原商店街の街並み修景事業で、その地区の歴史を何度も聞かされた。戦前は、九州山脈の中央域で、一番の財産を持つ事業所が多く存在した。しかし、現在は見る影もなくなっている。原因は、交通の変化にあると思います。

・県の区割りは、豊臣秀吉に時代から
 その交通にも関係あるが、時は豊臣秀吉の時代、経済領域であった郷が川を境に分けられた。これが、現在の熊本県と宮崎県の境になっている。この馬見原商店街は、熊本県の旧矢部町、清和村、蘇陽町、宮崎県の高千穂町、五ヶ瀬町のエリアで、その生活を基盤とする経済圏は、宮崎県椎葉村まで影響するエリアにある。

・地政学から考える現代に社会
 地政学なる言葉を聞き、はじめは理解できなかったが、地形や歴史的背景から、経済と政治が、微妙に絡み合う地域文化があると思います。旧藩域と言っても良いのですが、この馬見原地区は、延岡から熊本へ抜けるひ日向街道と、阿蘇と人吉を結ぶ道の交差する地区で、西南戦争の時、西郷隆盛が敗走した、椎葉から人吉への道でもあります。
 

・ユニバーサルデザイン全国大会で偶然の出会い
 話は変わりますが、昨日参加した第5回ユニバーサルデザイン全国大会の初日の交流会で、椎葉出身の中年の技術者に合いました。福岡から帰るときに、何時もよるコロッケ屋さんがありますと、実はこのコロッケ屋さんは肉屋で、馬肉のミンチをじゃやイモに混ぜて「さくらコロッケ」で販売しています。超人気のお土産になっています。

・地域には、職人の役割分担がある?
 また、馬見原地区には、大工さんが少なく、普段は高千穂や旧矢部町の大工さんが、馬見原地区の普請(建築)に関わっています。これは、昔からの流れで、中心地(商店街)を支える仕事を周りの地域が支えていた流れと思います。
 椎葉の人は、今度、帰郷する時に時間をかけて馬見原の街を見て見たいと語っていました。

・九州の中央域の地政学の
 もう一つの地政学上の大きな夢を私は、持っています。それは、新幹線を使った貨物の輸送です。昭和30年代始め、新幹線計画には元々貨物の計画がりました。しかし、オリンピックの成功のために新幹線を完成させる使命があり、貨物計画がいつの間にか消えていました。
 今回考えているのが、私の住む宇土駅の側に、九州新幹線の車両基地があります。その車両基地を利用して、貨物の集積場所を作り、関西・関東方面に送ろうという計画です。この計画で、注目しているのが、九州中央行きの地政学的視点です。

・九州横断ベルトの中央に位置
 私の住む宇土市・宇城市は、九州を横断する延岡市から天草市を結ぶ、九州横断ベルトの中央に位置します。この臍の地から、九州各地へは約2時間半で行きます。ただ、高速を使った場合です。一般道を考えると、九州新幹線を利用するとなると、宮崎の延岡−天草は、多分熊本駅を利用するだろと思います。

・車両基地に貨物ターミナルを作る
 そこで、宇土駅側の車両基地に貨物ターミナルを作ると、多くの資材と人は集まります。まだ計画はないですが、かもつターミナルを作れば、人間の駅もできる可能性が大になると思います。もし、延岡−天草の横軸ベルトの交差点に駅ができると、利用者は、玉名駅はもちろんですが、八代駅を越える利用者が集まる計算ができています。これこそ地政学の視点から、まちづくりを考えることの大事さが解ります。

・貨物新幹線は、地球温暖化の切り札
 まだ、始まったばかりの新幹線物流の運動ですが、5年後、10年後の九州の経済発展と環境政策を考える上で、とても重要な交通インフラの転換と思っています。もし賛同頂ける方は、ご意見を頂ければ幸いです。既に、ヨーロッパでは高速貨物輸送(貨物新幹線)が当たり前になっています。40年間無事故の日本の新幹線に貨物が加われば、地球温暖化の切り札として、脚光を浴びるのではと考えています。 


<以前の日記>
・ユニバーサルデザイン全国大会報告、出会いに感謝

・今日の一言(知っておきたい「良識ある人間」の考え方)

・ダイオキシン放棄? 営林署、熊本県宇土市の山中に埋設

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