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アメリカ家庭料理コミュの【US-INFO】 Transfatについて

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アメリカンなお菓子やケーキや焼き物をしていると、どうしてもぶつかるのが『ショートニング』。1880年代にシカゴのN.K. Fairbankという会社がラードやoleostearine脂に綿花の種から取れる油を混ぜて、ラードの代用品を開発したのが始まりと言われていますが、その後、1911年にP&Gが発売を始めた「Crisco」は、高価な動物脂を一切使わずに安価な植物油(綿種油)に『水素』を加えることに成功し、現在のショートニングが世界に広まっていきました。

ショートニングの利点は、バターやマーガリンに比べて、煙が出てくる温度が高いので焦げ難く、賞味期限も長く、無味無臭の油100%なので、お菓子や焼き物に適しており、サックリと出来上がるので非常に重宝な食材です。

一方、植物油に水素を加えると化学変化を起こし、『Transfat』という化学二次産物を作ってしまうのですが、このトランスファットが健康に害を及ぼす恐れがあるということがここ数年注目されています。 何もショートニングに限らず、水素化合植物油(つまりマーガリンの類)は、このトランスファットが含まれています。 英語では原材料のところに"Partially Hydrogenated Oil"というのがあれば水素化合油が使用されている食品です。

ガンや心臓病の原因となるというのが主な懸念で、マクドナルドやKRAFT社は訴訟されたりしています。 食物添加物の厳しいデンマークやオランダがトランスファットを規制する法律を施行したのを始め、今年2006年初頭から米国でもトランスファットが含有されている食品にはきちんと表記しなければいけなくなりました。

バターは油分が80%なので、食感や美味しさを追求する場合にはどうしても油100%のショートニングが選ばれることとなりがちです。 しかし、ご家族やお子さん、ご友人やご自身の健康を第一に考え、そんなにサクサク、パリパリしてなくても、ちょっと水っぽくても、食感が重くてもいいわ、と思われる方はどうぞバターやラードをご使用ください。 一方、バターやラードは高コレステロールだったりしてこちらも一利一害。 あとは皆さん個人の判断にお任せするしかないのが現状です。

ここMIXIでアメリカの家庭料理の情報交換するのにあたり、リクエストがあった時には、ショートニングやバターを使うレシピもご説明しますが、是非トランスファットやコレステロールの健康への害を頭の隅に入れておいて頂けるよう、心からお願い申し上げます。

尚、トランスファットについての情報は日本語でも沢山出ていますのでご参考ください ⇒ http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&ie=UTF-8&rls=GGLJ,GGLJ:2006-30,GGLJ:en&q=%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e8%84%82%e8%82%aa%e9%85%b8

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(参考文献)
・"History of Soy Oil Shortening", William Shurtleff and Akiko Aoyagi, 2004
Soyfoods Center, Lafayette, California, http://www.thesoydaily.com/SFC/MSPproducts512.asp
・"Fairbank (N. K.) & Co.", The Electronic Encyclopedia of Chicago, 2005
Chicago Historical Society, http://www.encyclopedia.chicagohistory.org/pages/2657.html
・"Shortening", Wikipedia, 5 September 2006, http://en.wikipedia.org/wiki/Shortening
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(参考画像)
http://www.cahs.colostate.edu/News/Item/?ID=272

コメント(6)

< トランスファット無しのショートニング >

とうとう見つけてきました!! 無塩バターを使ったり、ブラウンバターを使ったりと苦労していましたが、Crisco社からトランスファット0%のショートニング♪ カロリーのほうも大さじ1で110カロリーとほぼバター並み。 これでまたアメリカンパイやサクサクのクッキーが焼けるようになりますね♩♪♫♬

(参考資料)
・http://www.crisco.com/about/0_grams.asp
今までショートニングと言う物を使った事無かったんですけど、そんな影響を及ぼすんですね。
でも、MICIOさんが紹介してくれたトランスファット0gだったら安心して使えそうな感じで今度買ってみたい気分です♪
ショートニングを入れるとやっぱり違いますか?
全然違います。 以前から「アメリカンパイ」のリクエストが入っているので引っかかっているのですが、アメリカンパイ生地にショートニングを使わずに、バター100%のレシピで作ると、どうしてもフランス風タルトになってしまうので、レシピアップしようかどうしようか、ずっと悩んでいました。

ところで、ここ数年、米国マクドナルドのフレンチフライがサクサクしていなくて不味いのに気が付かれましたでしょうか? トランスファット訴訟(例のマクドナルドを食べると太るという訴訟)があって以来、ショートニング含有油を使用していないのが原因です。

トランスファットゼロ+植物油100%のショートニング、しかも2004年販売開始ということで、既に2年経っても特に問題が起きていない、ということで今回ご紹介致しました。 それでも、もしまだ気になるご家庭では、引き続き無塩バターやブラウンバターをご使用くださいませ。
おお☆ こちらに飛ばれていましたか!!
実は、アメリカではトランスファット無しのマーガリンも出てきています♪
(例)http://www.tasteyoulove.com/
あとは、おっしゃられる通りに、牛か植物かの好み、風味、ビタミンやカルシウムやミネラルの含有量、他の添加物、そしてコレステロールなんかによって、バターとトランスファット無しのマーガリンの一騎打ちになっていくような気がしますが???

ちょっと思ったのですが、カァムさん、ドラウンバターやギーは試されましたか?
・「ドラウンバター」について↓
  http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=11754370&comm_id=1218020 の#1番
・「ギー」について↓
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%BC

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