"Alias Smith & Jones The Story of Pretty Good Bad Men"
面白いですよ、私もこの一ヶ月で英語力が随分増したと思うのですが(好きこそものの上手なれとはよく言ったものですね、どうしても英語読まなきゃ情報がないですもんね)、でも、全然、力が足りないので、読み終えてはいません。
決定的に単語力が足らない。拾い読みしつつ、大事そうなとこだけ単語を引いてます。とりあえず見た話の聞き取り補充で一話ずつ読んでます。
"The Men That Corrupted Hadleyburg"の裏話が始まるp223以降読まなきゃ悲しい話は出てきません。でも、それもなんなので、"The Biggest Game in the West"のp248まで読んでみました。悲しい部分、半分くらいは読み終えていたので。
やっぱ、ハードですね。死についてはスタッフ・キャストからしか話を聞いていないし、協会の手紙の話も出てきませんが(読み落としだったらごめんなさいですが)。"The Biggest Game in the West"は半分以上取り終えていたそうです、未明の自殺だったわけですが、前日もご機嫌で演じていたそうです。そして、自殺が分かった31日その日も撮影されています。制作者の方は中止と思ったのだけど、視聴率問題とかでテレビ局は続けることを望んだ。ロジャーさんはピートさんと競演作品もあり友達だった。いつだったかが抜けてますが、メモリアルの礼拝にはロジャーさんは敢えて参加したそうです。ベンさんは前日に遺族を訪問してそれに代えたそうな。
"The Men That Corrupted Hadleyburg"は撮り終えていたけれど、音がよくない場面があり、普通なら録り直しをすればいいことですが、そうはゆかず、声優さんが吹き替えた箇所があるんですって。バーナマン探偵局の前で待ってる時の会話、タプスコット一家との夕食、ブリスコーが電報の返事を知らせる場面の三ヶ所。某所で聞いてみたけど、悔しいけど分からない。ただ、ならず者になってしまった訳について二人で語り合うところ(某所の音なので後で入った雑音の可能性もありますが)ぶ〜〜〜ん〜〜という自動車が来て去ったような音が重なってます。ここは雑音があるけど敢えて残したのかなぁと思いました。
"The Men That Corrupted Hadleyburg"の釣り場面の雑音、羽虫の飛ぶ音でした、一瞬ヘイズさんのベストに留まってます。普通なら録りなおすところでしょう、やっぱり。
この"The Men That Corrupted Hadleyburg"のラストシーンは二人が馬を跳ばして丘に上り稜線を二人行くシーンですが、これ、第3話「長居無用の町 Exit From Wickenburg」のラストと全く同じフィルムを流用してます、テイクも一緒です、同じ場所で土の塊が跳ぶのでわかります。第3話はふもとの道標から丘の頂上手前まで、第33話は丘の途中から稜線をかなり進むところまで、時間的に結構長め。制作者側がピート・ヘイズへのお別れに万感を込めて選んだ映像なのかなと思いました。
話ついでですが、この第3話のヒロインは子連れ未亡人ですが、大層可憐な人で責められて子どもみたいに大泣きする人はシリーズ中(全部見てないけどエピソードガイドを読んでると)この人だけじゃないのか?裏切り者のプラマーとの取引条件としてヘイズが出す条件が「3万ドルでこの人の店を買い取ってやれ」ってのは意外な感じがしました。ヘイズさんの好みはもっとしたたかな女じゃないですかぁ(あ、まぁ、「えーい、ここは大泣きしてなんとかごまかしてしまえ」って、私だってやったことはあるんで、泣く女がみんなしたたかでないって訳じゃないけども)、どうも毛色が違う。第6話 「レースは終った The Great Shell Game」でも、キッドはコケティッシュだけどかわいらしいミス・ターナーと恋愛したつもりだったけど、ヘイズは欲のためなら大嘘のつける女だと知っていて惹かれます。ヘイズに対しての名乗りは「未亡人ミセス・ターナー」。未亡人が好きなのか>ヘイズ?ヘイズの担当はいつも年増の方(十四歳と十二歳の姉妹でも年上の方(‥ゞ。彼女らもよく考えると男[<キッドだよ]をだましてますね)になってますが、う〜ん、やっぱりこのメアリー・カニンガムはタイプが違う。もしかしたら、ヘイズのかあちゃんに似てたのか?そんな感じがするんだけどな(シリーズの初期で設定がまだちゃんと出来てなかったんでしょうってツッコミはなしでお願いします)。
第二シーズンも進んでくると「第19話 笑って死ね Smiler With a Gun」なんかキッドが初めて人を殺しちゃうし、二人が戦争孤児で苦労した話など(「第24話 はなばなしき変身 The Reformation of Harry Briscoe」「第33話 勝利の花火 The Men That Corrupted Hadleyburg」)出てきたり、キッドも銃殺寸前の状況になるし(「第29話 サンタマルタの奇跡 Miracle at Santa Marta」)なんだか暗く・・・。
見てても、ヘイズがやけ酒あおると、あああ、そんな飲み方しちゃダメ、折角ヘイズが「人は変われます」と奥さん説得したのに、あああ、なんでアルコール依存のダンナを簡単に殺しちゃうかね(「第21話 殺人事件の裏 Something to Get Hung About」)、あああ、なんでもいいけど、ピートさんピストルもてあそばないで、コワイから(これはシーズン2よりずっと前の"Cannon for Cordoba"だったりするが)・・・あああ。
"Alias Smith & Jones The Story of Pretty Good Bad Men"の最後の章に(拾い読みなので読了しておりません)番組プロデューサーが、「この番組の話をするとみんな着眼点が違う、まるでことわざの『群盲象を撫でる』のようにある人は耳の話を、またある人は鼻のことを・・・(以下略)」と。私はいったい何を撫でてるんだろうか?ひょっとしたら、象が縛りつけれているジョシュアツリーかなんかを撫でたりしてる可能性もあるしな・・・。
「第28話 悪の墓標 Everything Else You Can Steal」これがまた暗い、それにタイトル部分でまた「第3話 長居無用の町 Exit From Wickenburg」のラストがまた使われてる。
>第3話はふもとの道標から丘の頂上手前まで、第33話は丘の途中から稜線をかなり進むところまで、時間的に結構長め。制作者側がピート・ヘイズへのお別れに万感を込めて選んだ映像なのかなと思いました。
やっぱり、これは私の妄想だったんかぁ、そうでもないような気がするけど、そう安っぽく3回も使わないで欲しい。まぁ、この時は3回目使うつもりはなかったんだろうけども。
家族には他にじいちゃん(祖父かも知れないし、親戚の老人かもしれないし、使用人かも知れない)がいて、このじいちゃんはヘイズのすることいちいち感心してほめてくれたんだろうと思う。だから、ヘイズには自分の運命を賭けても大丈夫なじいさんはわかる。「第18話 苦心の脱獄 Jailbreak at Junction City」のハンレイ判事と「第30話 疑惑の21日間 Twenty One Days to Tenstrike」のじいさんだ。おかげでキッドの寿命は大分縮んだらしいけれど。ほかにも兄弟はいたろうとお姉ちゃんと弟かななどと思うけど、家族増やしていくと殺される人数が増えちゃうから、別に兄弟はいなくてもいいや。
この話から、ピート・デュエルは左の薬指に銀の太い指輪をはめている。場所と飾りの無さから判断するとどう考えても「結婚指輪」だ。これ、ピートさん個人がはめてるの?ハンニバル・ヘイズの役作りなの?これの前の「第27話 賞金稼ぎにゃ情けは無用 The Bounty Hunter」で、既婚者のふりしてるので指輪があった方がいいと思ったのかね、ヘイズとしては。『西部二人組』の撮影が終わったらはずしてたのでしょうか?それとも自殺の時にもはまってたのでしょうか?結婚指輪、「死が二人を分かつまで」・・・!ハンニバル・ヘイズとは死にでもしない限りわかれられないってことなのだろうか?でも、死んでしまっても、いや、死んでしまったからこそ、ヘイズとピートさんは裏表、どうしても二枚には剥げない一体化した存在になってしまった・・・あああ。
クレメンタインは二人の幼なじみ("we've been close almost since our kid dyas...and so much has happened")、クレメンタインは孤児じゃない、クレメンタインのお父さんは刑務所に入ったことがある、が今は改心してまっとうな暮らしとクレメンタインは言ってる、クレメンタインはピアノが弾ける、クレメンタインは10ヶ月前(ただし、これはこのドラマ特別時間軸で「パイロット版より前」って意味)に会った(カンザスシティで?)、今回は二人が恩赦を目指してから初めての再会、前に三人一緒に写真を撮った(カンザスシティで?"Those were wonderful time togather in Kansas City")、クレメンタインは昔から「犯罪は引き合わない」と二人に堅気になるよう話していた、これくらいかなぁ。クレメンタインが父親のためっていうのを隠してたのは、二人に対して礼金0の条件もあるけど、彼女の父親と二人は子ども時代(近所の悪ガキ二人組)からうまくいってなかったんじゃないかな。
某所であげたてのほやほやの「第34話 20万ドルの火遊びThe Biggest Game in the West」を見てしまいました。ピートさんはこう演じたかなとかつい考えてしまって見ていてつらかったです。ロジャー・デイヴィスとベン・マーフィだとバランスが悪い。ピート&ベンは背が揃っていて、どっちも童顔なので、彼らの無力感を表すのに保安官にすごく大きい人を持ってきたり(「第1話 恩赦嘆願の始末 Alias Smith & Jones」「第25話 いとしのクレメンタイン Dreadful Sorry Clementine」など)、「第30話 疑惑の21日間 Twenty One Days to Tenstrike」なんかは、大きい男とばかり囲まれてこれから3週間って不安感倍増だったり。ロジャー・デイヴィスのお笑いダニーも二人よりぐんと大きくガタイもよくてしたたかでどうにもならない感じを狙ってのキャスティングだったのに、それが相棒だからなぁ。体格差がちょっとアブナイのでこの回から冒頭のナレーションに「KansasCousin」と入ってるそうな。この回、ヘイズがお金持ちの紳士、ジョーンズという用心棒を雇ってるってふりしてて、えらそうな口を利かれキッドは面白くない顔するシーンが何回かあって、それもバランス悪いし見慣れてないし、ウォンテッドポスターは5feet11inchesで茶色の髪と茶色の目のままだし・・・あああ。
この動画の解説のところ、
>Alias Smith & Jones. Season 2. Special request. This was the episode being filmed when we lost Pete and had to be re-done with Roger Davis. Pete had the last laugh though as he managed to appear in this. Can you spot him? I have to admit I didn't and it was my friend who pointed him out.
IMDbで後ろ姿が残っているらしいというのは知ってたのですけど、一回目解らなくって、二回目わかった。あぁ、後ろ姿、歩いていった。ちょっと、いや、大分キました。わざと残してるよね。あれが最後か。彼の死がすごくリアルに迫ってきて、つらかった。あああ。
9の補足
"Alias Smith & Jones The Story of Pretty Good Bad Men"で調べると
>のでこの回から冒頭のナレーションに「KansasCousin」と入ってるそうな。
「KansasCousin」が入ったのは「第36話 報復はあらゆる手で Don't Get Mad, Get Even」からのよう。ロイ・ハギンズさんがロジャー&ベンのコンビを何回か見て、「アイルランドから移住してきたじいさんを持つ従兄弟同士」に設定を変えたそうな。カーリーがアイルランド系の名字らしいので、キッドの父ちゃんとヘイズの母ちゃんが兄弟というのが妥当な線。「第24話 はなばなしき変身 The Reformation of Harry Briscoe」でヘイズがウソつくいわれはないので、金髪碧眼同士のロジャー&ベンに合わせて設定が変更されたってことで、こっから先は別物ってことにしといてください。ピート&ベンのヘイズとカーリーは従兄弟同士じゃありません。だって、従兄のこと、名字で呼ぶってヘンじゃない。
後ろ頭はネット(http://www.personalephemera.com/alias/snark2.html#game 編集のミスでとあるけど、わざとですよね)見ていて知りました(後で見たら例の本にも2ヶ所のことちゃんと書いてありました)、カンニングです。大きい俳優を使って彼らを少年のように見せている演出の指摘は"ABLAZE FOR HEYES"に。左薬指の指輪は「勝利の花火」とかで手が映るので知ってましたが、いつからはまってるかはやっぱりそこで調べました。"ABLAZE FOR HEYES"(http://ablazeforheyes.blogspot.com/)はちょっとスゴイですね。私などは単語を辞書で引いても意味がわかんないとこがちょこちょこあるんですけど。
パッチワークになってるのは、「第34話 20万ドルの火遊びThe Biggest Game in the West」です。歩いていく後ろ姿は初めの方(発見の喜びがあるのであんまり詳しいことは書きません)。後ろ頭は、キッドがバストアップのショット、その一メートルほど手前にいるので近いです。ひょっとしたら全編の中でも一番近いんじゃないか?・・・うわぁ、また見ちゃった・・・。
10の補足ですが、
>9の補足
>"Alias Smith & Jones The Story of Pretty Good Bad Men"で調べると
>>のでこの回から冒頭のナレーションに「KansasCousin」と入ってるそうな。
>「KansasCousin」が入ったのは「第36話 報復はあらゆる手で Don't Get Mad, Get Even」からのよう。
やっぱり「KansasCousin」は34話からなのか・・・。設定変更が36話から、科白に「カーリーじいちゃん」が出てくるって。英語だから早とちり(‥ゞ。私の英語力はこんなもんなので、原文に当たって下さる方がよいかと。
クレスタさんからのお話にでていた
Pete Duel E! Mysteries and Scandals という古いドキュメンタリーです。
中学生以下の英語力の私には、ほとんど聞き取れない(涙)のですが、
最後の方で、ベンと、ロジャーがピートの事を語っているのがとても気になって。
ベンが何を言っているかはクレスタさんが少し語って下さいましたが、
ロジャーの方が解らない‥。ちょっと前までロジャーの顔を見ると、
嫌がおうにもピートの不在を突きつけられて不快だったのですが、
ここでは彼はベン以上に涙ぐんでいて‥。
それほど親しい間柄だったんだ‥と認識を新たにしました。
実はこれがきっかけで私の中のロジャー感が変わり、
ロジャーヘイズもやっと先日見れました。
(といってもまだ34話だけですが)
それと、ここにお邪魔するようになってから見た、
Ben Murphy at the Western Film Fair 2006, clip 1〜3です。
以下1、2、3
http://www.youtube.com/watch?v=a4g9fOm1I-o&feature=channel_video_title
http://www.youtube.com/watch?v=nHi9LYUbHhM&feature=relmfu
http://www.youtube.com/watch?v=XEGidya2lY8&feature=relmfu