mixiユーザー(id:6972928)

2008年07月27日01:30

9 view

マジョリティ

世界に「佐藤」をアピール!? ソリッドアライアンスの「世界の佐藤USBメモリー」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=558282&media_id=33


Majority というのは普遍的で汎用可能な便利な話題性を持ちうる。
但しメリットでもデメリットでもあるが。

「普遍性」「汎用性」という面においては
事実このネタは、
先月の東京成田−パリ・シャルルドゴール間で見た

「リアル鬼ごっこ」

を即座に連想させた。

なんでも、映画版「リアル鬼ごっこ」は
原作の漫画とは大幅に舞台設定を異にしているようであるが
わたしは漫画の方は読んだことがないので、この際無視。(笑)

映画の中の「佐藤」はデメリットとして表現されているが
かなり特殊な創作であるので
映画に採り上げられたというリアルの世界での面のみを
考えるとメリットである。


ところが、である。

例えば、典型的な John Smith さんってのは
たとえ映画の中で使われていても
それは平凡で目立たない、どちらかと言うと悪いイメージを
暗示することに用いられることが殊多いような気がする。

この「佐藤USB」を見て、次に「リアル鬼ごっこ」を連想し、
その次に「やっぱりなぁ」と思ったのは
日本人の集団同一性は相変わらず健在ないんだな、ということだ。

個性の時代、とか言っても
個性をみんなで謳うことが一色かしてしまっていて
一億総「世界にひとつだけの花」化した
集団同一性の流行で
「佐藤さん」ってのは、
少なくとも「ネタとして使ってみると面白い」という
発想に結びつくんだな、と感じてしまったことが
自分としても興味深い。

但し、本当に売れるかどうかは知らないよ。

それは「佐藤さん」の汎用話題性以外に
USBメモリとの組み合わせの良さ、
外形デザインの時流へのマッチ、
キャッチとアドバタイズ展開の方法、
直前に同種話題の空白期間が存在するか強烈な誘導流行が存在するか
などなど、
話題の原案以外の要素があまりに多いので
商品として成功するかどうかはまた別問題だが。

汎用ネタの唯一の問題は「飽き」の蔓延で、
飽きが蔓延した後はしばらくの冷却期間が必要である。


究極超人あ〜るが「田中」であったわけで、
個別の姓に関してはひいては「佐藤」でも「鈴木」でも
「高橋」でも「田中」でも「山本」でも「中村」でも「小林」でも
多ければどれでもいいが、多い苗字ネタはマジョリティであっても
そうそう強いインパクトは生まないので
次、誰がこの「たくさんいる」ことに着目して
ネタに使おうとするかが楽しみだ。


ああ、そうそう、
映画の「リアル鬼ごっこ」は定番みたいな映像と愛情主題で
特筆すべきものかというと謎な出来上がりではあったが

「ひたすら走らせる」

という、なんともしんどさの実感が得やすいベタベタの
行動を題材に採り上げた舞台設定が
面白いとは思った。
まあ、ご興味あれば DVD でも借りて、かな?
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2008年07月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

最近の日記

もっと見る