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2008年05月05日10:35

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出会いは単なる偶然から

もしくは偶然と思わせた出会いから

僕らの心は数杯の紅茶と少しの会話で打ち解けた

その紅茶のお店という場所に僕という砂糖と君というミルクを入れて

そして言葉を交し合うというスプーンでひとつに混ぜて

そして僕らはそれを楽しく味わいながら飲んでいた

すっかり飲み干してしまい、もう何度おかわりしたろうか

おなかも二人ともタプタプで

僕と君は笑顔だった。

なにか。。。

たぶん。。。

いや、確かに僕らふたりの中では声に出ない言葉が

そのふたりの空気のようなものが

つむじ風のようにお互いから出て絡み合っていたのに

僕らはお店を出て

笑顔で別れの挨拶をして

ふたりとも別の方向に

とってもゆっくりだったかな

わざとふたりとも離れたくなくてゆっくり

ゆっくりな足取りで

歩いて 振り向いて 歩いて 振り向いて

お互いの背中しか見えなくて

でも、やっぱり今この気持ちを相手にまっすぐ伝えたいから

そう、決心して声を掛けようとしたときには

君の姿は遠すぎて

君も声を掛けようとしてくれたけど

やっぱり僕の背中が声を掛けるには遠すぎて

君はあの角をあの時曲がって行ったのかな

僕はまっすぐ君のいない

そのまっすぐの道を眺め続けた

走って追えばよかったのに それにはもう遠すぎるんだね

不思議だね 遠距離恋愛している仲でもないのに

この距離がとても遠く感じる

遠いって距離じゃなくてタイミングなのかな

やっぱり男はいつも女性に置いていかれてしまうんだね

それでもいいさ、女性が置いてけぼりを食らうより惨めじゃないだろ?
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