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2008年01月31日00:06

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犬神レビュー第一回 内田春菊著 「南くんの恋人」

「セックスしたい?」

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何度読んでも最高です。
年を取ると涙腺が弱くなるのか、号泣しちゃいましたね。
テレビドラマの方は最初から無視してましたよ、ちよみがかわいそうだから原作とは違う終わり方になったそうじゃないですか。
あそこで死ななくてどうすんだって話です。
しかも主人公の身体で圧死。

ああいう死に方に、私としては、すっごい色々な記憶がスパークしちゃうんですよ。

小学生の頃飼ってた手乗り文鳥をあやまって踏んづけてしまったこと、フィッツ=ジェイムズ・オブライエンの小説「ダイヤモンド・レンズ」で展開される、顕微鏡の先のミクロな美少女に恋をする主人公の虚しさ、好きだった女の子を人形に見立てて、サイズの違う人形をきつく抱きしめながら寝てて、ぺっちゃんこにしてしまったこと・・・

手乗り文鳥ならぬ、手乗り少女とどうやったらエッチ出来るのか。
「南くんの恋人」を初めて読んだ当時は、そのことばっかり考えて、1年半もかかって導き出した結論は、「ちよみを裸にむいて、全身を舐めまわしたあげく、むしゃむしゃと食べてしまうこと」だったんですよね。
圧死させてしまうよりは。
自分の胃袋におさめて、一体化する方がずっといい。
これも愛のひとつの形だと悟った少年時代でした。

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私の結論はあまり理解されませんでしたが、ちょうどこんなのと同じ感覚なんですよ。

ともかく。

これは内田春菊先生から観た、男の子の女の子への空しい幻想を描いた作品だという意見もありますが、私としては、内田春菊先生の凄さは、幻想のさなかにも、血の出るようなリアルさが閃くことだと思います。
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