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2007年10月29日23:36

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中央線の怪。

基本的に私への連絡はメールなので、しつこく鳴り続ける携帯電話をいぶかしく思い、発信者を見てみると、可愛がっている若いカップルの男の子の方から。
何だろうと思って、補聴器をつけて、こちらからかけてみると、第一声が。

「た、助けて下さい・・・!」

何事かと思って、どうした!?と聞くと、今相方とラブホテルにいるんですけれど、その・・・あの・・・とモゴモゴ。
そこで。
ははあ、アレだなと。

「異物挿入事故だろ?」

「分かります?何かいい方法ありませんか?」
「しょうがねえな、方法を二つ伝える。確実に素早く実行せよ、いいか、一つは、彼女の耳たぶを強くつまみながら、もう片方の手を結合部に差し入れつつ、その手の親指を肛門に勢いよく突き刺すんだ。筋肉の緊張が移行されて、抜ける。もう一つは・・・彼女がノーダメージで済むやり方だが、おまえさんの笑わせ方がどれだけ上手いかによる。つまり、彼女を死ぬほど笑わせることで腹筋に筋力を移行させて、アソコを緩ませるわけさ」
「了解しました、どっちからやった方がいいですかね?」
「ハードな方が最後の手段っぽいだろ!頑張って笑わせな。健闘を祈る」

・・・・・・

異物挿入事故とは。
プレイの一環として、大人のおもちゃをあそこに入れて、何かの拍子で抜けなくなってしまう、または取り出せなくなってしまうことである。
それを防ぐために、たいていのおもちゃは、ストッパーあるいはコード、ワイヤがついているのだが、私のように創意工夫に富んだ者は、ゆで卵とか色んなものを入れるので、事故は時々起こりうる。
上にあげた対処法は、二つとも私自身の経験から得たものなのだが、一番いいのは、もうこういうバカな真似をしないことだ。
従って、今はもっと別のところで創意工夫をしている。

・・・・・

結果。
笑わせるソフトなやり方は失敗したので、結局ハードな方で難局を乗り切ったそう。
報告してきて・・・
「犬神さんはどんなネタで乗り切ったんですか?」
「『中央線の怪』だよ」
「何です、それ」
「中央線の電車の中で、カップルがイチャイチャしている。そこへ酔っぱらいのオヤジが近寄って、『おまえら仲がええのう、チューをせんのかい?』と。チューをせんのかい、中央線の怪・・・って」
電話口の向こうで、失笑に似た呼吸音。
「それ、きっと、ネタじゃなくて、真面目な顔をしてそんなことを言う犬神さんに笑ったんですよ」
「そうかもな。とにかく、笑いってのは、タイミングなんだよ。オレの恐怖のタイミングがどれほどのものか知ってるだろう。同じことさね。ところで・・・何入れたんだよ?」
「スーパーボールです」
「うわー」

ところで。
女の子の身体をさんざん好きにしたからには、当然、自分の身体も相手の好きにしなければならないのは当然である。
それが当たり前に出来なければ、セックスどころか、人としておつきあいをする資格はない。
そのことを若い友人に念入りに伝えておいた。
女の子の方は、我が家に遊びに来た際、SM雑誌で人工ペニスの項目を一生懸命眺めていたから、彼の肛門も異物挿入で薔薇のように咲くことであろう。
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