(1回裏:前川チームの攻撃)
前川「まず1点をとりにいこう」
欽ちゃん「前川監督、作戦は?」
前川「ない。それにしても、兄やん(松沼コーチ)息切れしてる」(場内爆笑)
場内アナウンス「1回の裏、守備につきます萩本チームのサプライズピッチャーは
佐藤あつし(欽ちゃん劇団)」
欽ちゃん「こいつ、うちのチームで全然投げた事ないんだよ」
(佐藤あつし登場、マウンドに上がると、元・巨人の桑田真澄投手の真似をして
マウンドのプレートに右肘をつける)
欽ちゃん「お前、生意気だよ」(場内爆笑)
(佐藤あつしが投球練習をするが、キャッチャーに山なりのボールで届かすのが
やっとで球速も100キロも満たないくらいの球。もちろんストライクコースには
全く入りません)
場内アナウンス「ここで特別ルールをご説明します。ご覧の通り、佐藤あつしは
全くの野球ど素人です。佐藤あつしが投げたボールがノーバウンドで
キャッチャーミットに入った場合、無条件でストライクにします。
逆に、キャッチャーミットに入る前に1バウンド以上したり
キャッチャーが捕れなかった場合はボールにします」
欽ちゃん「キャッチャーが捕ったら全部ストライクだから打者やりづらいぞ」
(球審がホームベースを掃いている姿を見て」
欽ちゃん「審判、こいつ(佐藤あつし)のためにベース掃くな!」(場内爆笑)
1番、渡邉翔太
●佐藤、1球目投げる。ベースからかなり外れたすっぽ抜けのボールだが
キャッチャーがノーバウンドで捕る。もちろん「ストライク」。渡邉、見送る。
欽ちゃん「見送ってやんの。キャッチャーが捕ったら全部ストライクって
言ったでしょ!!」(場内爆笑)
●2球目、また同じようなボールだったが、渡邉、ジャンプして何とか
ボールをバットに当てるがファール)
●3球目、同じくボールが大きくそれるが、今度はキャッチャーが捕れず。
渡邉、バットを振るが当たらず、振り逃げでファーストへ。
欽ちゃん「振らなきゃいいのに。振り逃げなんて、心が狭い奴だなあ」(場内爆笑)
2番、松本渉
(一人前に、キャッチャーのサインに首を振る佐藤あつしを見て)
欽ちゃん「あつし、早く投げろ。たまには一塁ランナー見ろ!!」
(佐藤あつし、一塁に山なりの牽制球を投げる)
欽ちゃん「投げるなら、早い球投げろ!!!」(場内爆笑)
★結局、松本、ジャンプしても、バッターボックスから飛び出しても
ボールがバットに当たらず、三振。
3番、酒井忠晴
★結局、酒井もボールがバットに当たらず三振。
欽ちゃん「プロはこんな球打つの練習してないからなあ」
4番、小嶋圭佑
★何とかボールに当たってライト前ヒット
5番、久保田昌倫
★何とかボールに当たって、ショートのエラーを誘い出塁
前川「(佐藤)あつし、20年も欽ちゃん劇団にいて、お前、大成しないなあ」
佐藤あつし、マウンドで大きく頷く(場内爆笑)
6番、河村雅志
★ボールに当たったが、サードゴロ
欽ちゃん「どうだった、初先発は?」
佐藤あつし「(余裕をかませて)こんなもんですかねえ」
欽ちゃん、あつしの頭をたたく(場内爆笑)
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(2回表、欽ちゃんチームの攻撃)
場内アナウンス「前川チーム、ピッチャーは鈴木」
欽ちゃん「鈴木くんは、公式戦で1回投げて、3点取られた不甲斐無い奴です。
ところで今日の審判は?」
場内アナウンス「主審はタカハシマサヒロさん」
欽ちゃん「年齢とか職業とか紹介しなきゃあ」
場内アナウンス「年齢は60歳。職業は農業をしていらっしゃいます。
1塁塁審はコバヤシシンジローさん。香取市で農業をして
いらっしゃいます」
(審判紹介の間に、試合再開)
7番、ビックマーチ大爆発!佐々木
★2−1からサードゴロ
前川「さささ、パパパといこう。夕方から俺、レコーディングよ」(場内爆笑)
8番、隠れ庵忍家 三條
★1−2からセカンドゴロ
9番、指名打者、芹澤豊行
(芹澤選手、元巨人の淡口(時々、SMAP の中居くんも物真似しますが)選手のように
バッターボックスで構える時、お尻を大きく振ります。それを指して)
欽ちゃん「前川監督、彼のお尻を見ていてください」
前川「アヒルみたい」
★結局、凡退
佐藤あつし「あっさりと三者凡退だ」
欽ちゃん「あっさり言うなよ!!」(場内爆笑)
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(2回裏:前川チームの攻撃)
欽ちゃん「うちもピッチャーが代わります」
場内アナウンス「萩本チームのピッチャーは、シーケル仁平」
欽ちゃん「彼は若くて今年20」
前川「僕は20の時に『長崎は今日も雨だった』でデビューしました。
あれから39年。デビューの頃から、欽ちゃんにはいろいろお世話に
なりました」
欽ちゃん「『長崎は今日も雨だった』、良い歌だよね。長崎は〜♪
(急に、この曲を歌い出しますが、ワザとなのか、それとも
素で音痴なのか、音程が外れていました)
前川「いえいえ、そうじゃなくて、長崎は〜♪(見本を聴かせる)」
欽ちゃん「長崎は〜♪」
前川「そうじゃなくて、長崎は〜♪」(場内爆笑)
(この歌のやりとりがしばらく続きました)
場内アナウンス「さて、次のバッターは大塚」
7番、大塚克己
欽ちゃん「仁平(常総学院出身)は若きエース。大塚に打たれる
わけにはいかないよ。大塚はすぐに風邪ひくんですよ。
1年に3回は風邪ひいてる」
(ここで、客席近くにいた欽ちゃんに、ネット越しにおばちゃんから
プレゼントが贈られる)
欽ちゃん「動物園じゃないんだから、餌やらないでください」(場内爆笑)
★2−1から結局三振
8番、池上勝之
欽ちゃん「池上は性格暗いけど、帽子を取れば明るくなります」
(バッターボックスの池上選手、ヘルメットを外すと、見事なスキンヘッド)(場内爆笑)
★1−2からライトフライ
(しょんぼりとベンチに帰っていく池上選手をみて)
欽ちゃん「明るく帰りなさい」
(池上選手、ヘルメットをとり、明るくベンチに帰る)
9番、指名打者、泉名 淳史
欽ちゃん「泉名は埼玉から高速でここまで来てます。交通費だけで
2万はかかってます」
★2−2からバットを折ってのレフト前ヒット
欽ちゃん「バット折った場合は自腹だからな。バット1本2万5千円。
交通費を合わせると馬鹿にならないぞ」(場内爆笑)
1番、渡邉
★ライト前ヒットでランナー2塁、1塁
2番、松本
欽ちゃん「松本が打てない時は、監督に能力がない時だな」
前川「え、僕?」
★初球、レフト前ヒット。2塁から泉名がホームに突っ込んでくるが
レフトからの好返球で、ホームタッチアウト)
欽ちゃん「選手でもランナーがいると打てるのと、ランナーがいると
打てないのがいるけど、松本はいるとちゃんと打つなあ」
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(3回表:欽ちゃんチームの攻撃)
1番、山田
(何球か、サード方向にファール。サードを守っている河村を見て)
欽ちゃん「サードの河村、足は遅いし、顔も悪いし、癖も悪い」(場内爆笑)
★2−0からセンター前ヒット
2番、北野
★1−1から山田が2塁盗塁成功。その後、ライト線を破る3ベースヒットで
1点追加。
3番、おーいお茶
欽ちゃん「岩田は、ランナーがいると10割、いないと0割、はっきりしてる
からなあ」
★2−2からセンターフライ。浅くてランナーがタッチアップ出来ず。
4番、水戸信用金庫
前川「涼しくなってきましたねえ。すっかり秋ですねえ」
欽ちゃん「なんでぼやいてるんだよ!!」
★1−2からレフト前ヒット。1点追加。
5番、福井
★ショートゴロで併殺打
場内アナウンス「打点を上げました。北野選手には、稲敷名物・江戸崎饅頭を1個、
水戸信用金庫の預金口座を1個差し上げます」
欽ちゃん「監督の僕には何もないのかよ。毎日、家族で稲敷のお米を食ってるのに。
だから、言葉が茨城弁になってきてるよう(←茨城弁の独特の
イントネーションで)」(場内爆笑)
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(3回裏:前川チームの攻撃)
3番:酒井
★センター前ヒット
前川「欽ちゃん、バント」
●両チーム兼用、バント専門選手、桑原秀和選手(市立柏高校出身)登場
(小嶋選手の代打ではありません)
欽ちゃん「桑原は野球がヘタなんだ。クビにしようかと思ったけど、
稲敷の人から残してくれって言われたんだ。稲敷の人に
感謝しろよ」
★かなりの前進守備だったが、3塁前に打球の勢いを殺したバントを
決めて一塁にヘッドスライディングしてセーフ。ランナー2塁、1塁。
4番:小嶋
欽ちゃん「仁平、ゲッツーだよ」
★欽ちゃんの指示通り、2−2からセカンドゴロで併殺。ランナー3塁に残る。
5番:久保田
★1−1からセカンドゴロ
場内アナウンス「責任回数2回を0点に抑えたシーケル仁平投手には
稲敷産のかぼちゃで作られたカボチャパイを1個
差し上げます」(場内爆笑)
欽ちゃん「僕も欲しいな。稲敷の江戸崎かぼちゃは有名だから」
(続く)
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