mixiユーザー(id:1682634)

2007年06月19日17:54

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共有言語を用いる知恵

絵文字や顔文字やギャル文字は、データとしてどのように扱われていようとも、そして原稿用紙のマス目に収まらなくとも、やはり文字(象形文字や類似文字)です。それらの文字は語句や文章を構成するパーツになりえます。そもそも、ひらがなもカタカナも漢字も象形文字じゃないですか。かな文字が一般的になり始めた当時は、現在の絵文字のような扱いを受けていたのかも知れません。

文字はコミュニケーションの道具です。それは現在の相互交流に用いられることもあるし、未来の誰か(自分を含む)に遺すメッセージに用いられることもあります。
文字を用いたコミュニケーションにおいては、書き手だけでなく読み手もその文字を解読できることが必要です。双方が読解できるのであればどのような文字を用いても構わないと思います。逆に言えば、書き手は読み手の知識レベルにあわせて文字を選ばなければならないのです。例えば、小学生を相手に難解な文字ばかり用いたり、古風な老人を相手にギャル文字を用いたり、日本語を知らない外国人を相手に漢字を用いたりするのは、(より適切な他の文字がある限り)とても愚かなことです。
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この話は、文字だけでなく語句(難解な方言や若者言葉や隠語や専門用語や外国語など)や文法についても当てはめることが出来ます。受け手の知識レベルに合わせられるのに合わせない送り手は、(どんなにボキャブラリーが豊富であろうとも)やはり愚かなのです。

標準語の制定はこのコミュニケーションを目的としています。方言を共有しない相手とのコミュニケーションのためにより一般化された上位互換言語にすぎません。すなわち、標準語は方言の否定ではないのです。
方言と標準語といずれが優れているのかはその用途によりけりですので、一般的に優劣を論じるのはあまり意味の無いことだと思ってます。
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ところで、mixiにおける私の文章は、18歳以上の日本語ユーザーを想定して書かれています。もし文字や語句が難しいならもっと平易にしますので、遠慮なく申し出てほしいです。
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