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2007年03月14日23:33

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ホワイトデーに鬼瓦。

ウィーンにてバイオリン留学をしている紅蜘蛛お嬢様から、バレンタインにザッハトルテなど高級なチョコをもらったので、キッチリ三倍返しとして、以前から欲しがっていた「魔除け」を贈った。
女子寮にて寮生活をしているのだが、十八世紀末に建てられた、映画「サスペリア」に出てくる魔女の館のようなところだそうで、霊感ゼロのお嬢様でも何かを感じて夜中に飛び起きることがしばしばあるとのこと。
それで、私に強力な「魔除け」を求めてきた次第である。
私は最初、自分で粘土をこねて、オリジナルの魔除けを作ろうとしたが、どうしても呪術仕様のものしか出来なかったので、坊さん仲間の万太郎のアドバイスで「鬼瓦」を買った。

http://www.sansyuu.net/shop/shop2/shop2.shtml

ここで、画像のような、古い時代のバージョンを台座つきの置物仕様として作ってもらい、木箱にて梱包された上に女の子受けしそうなカラフルな包装紙で包み、可愛くリボンで十字結びにして、海外宅急便として発送した。
きっと、他の部屋から寮仲間がわざわざ見に来ることウケアイである。
みんなが我が国からの「魔除け」の存在をしっかり認識して、建物の禍々しい雰囲気に呑まれさえしなければ、彼女たちの心の内からは悪霊などきれいさっぱり退散するだろう。
やっぱり精神的なものは、物質的なものなどでの、気休めが効果てきめんなのである。
それにしても。
鬼瓦。
コレを置物にするという発想はシブイ。
私も今度自分用を発注しよう。
万太郎の話だと。
鬼瓦コレクターは結構いて、ある右翼の大物なんかは、自宅の床の間狭しと、専用の棚にて十数個の鬼瓦を陳列しているのだそうである。
また私の趣味の幅が広がりそうで、思わずニヤッと笑ってしまう。

・・・・・・

鬼瓦を眺めながら。
バイオリンの練習。
お嬢様はパガニーニを得意としているから、なかなかハマる絵だ。
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