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2007年02月13日06:00

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生きがいを持つことの意味。

■生きがい「ない」人は病死率高い…「ある」の1・5倍(読売新聞 - 02月12日 11:21)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=158690&media_id=20

オヤジは三ツ矢サイダーの飲みすぎで糖尿を患って死んだんですけど、柳橋病院にて臨終を迎えるちょっと前まで、禁止されているはずのサイダーやコーラを飲みたがってましたね。
それが「生きがい」だったような気がします。苦笑。
でもね、いよいよ死ぬと分かった時に、私が「オヤジ、もう飲んでもいいんだよ、好きなだけ」と冷え冷えのサイダーやコーラを持ってきたんですけど、一口も飲みたがらなかったんですよ。
「そいつは死んでから飲ませてくれ、今は水を頼む」
死ぬと分かったからこそ、水を飲んで口を清めて、閻魔様の前に立とうとしたんでしょうね。
風呂にも何とかして入ってましたしね。
生きがいとは、生きるための欲望、煩悩だと思うんですよ。
それらを清めるのは、死ぬ直前でいい。
終わりよければすべてよしと言いますからね。
生きてる間はどんなにみっともなくても、思うがままに欲にまみれてもいいと思います。
私はね、欲望を断ち切るのだと修行している出家僧侶、また、いわゆるストイシズムの求める「無欲」の状態なんかこれっぽちも信じてません。
なぜなら、それさえも、カタルシスへの欲望のあらわれなんですからね。
無理に二元性に自らを当てはめて、善悪の区別をつけるから、苦労するわけでね、だったら、人間とは欲望そのものと考えて、区別せずに生き抜く方が全然健全です。
とにかく。
オヤジの生き方はほんとうに正直だった。
正直に、ギャンブル、炭酸飲料を愛した人生だった。
そして、死ぬ間際はちゃんと身なりを整えた潔さだった。
病死とか、死ぬ確率がどうとかではなく、いかにきれいに死ぬかというのが、生きがいを持つことのほんとうの意味だと思いますね。
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