mixiユーザー(id:1113640)

2006年12月20日00:34

9 view

ひたちに乗って その3

 蒸気時代の遺構らしきコンクリート製の給水タンクが残る、阿字ヶ浦の駅構内。単行の気動車には長過ぎるホームにて、折り返しの発車時刻を待つキハ2004・・・荒涼感の漂う風景である。構内踏切を渡った先の駅舎に掲げられた「歓迎 ようこそ 阿字ヶ浦海水浴場」と書かれた看板が、12月の無人駅には不釣合いで荒涼感を更に高める・・・何とも言えない、荒涼感溢れる堪らない雰囲気♪

 キハ2004の発車を見送った後、10分程歩いて酒列磯前(さかつらいそさき)神社に辿り着く・・・「酒」の文字が冠された神社を、お参りしない訳にはいかないw。大鳥居から境内へと伸びる参道は、椿の大木に覆われて薄暗く神秘的。緑のトンネルを抜けた先の拝殿にて願うのは、毎度の如く旅の無事である。

 お参りを済ませ、参道から脇に抜ける石段を降りていくと・・・視界が開け、目の前に広がる海!阿字ヶ浦海岸である。かつてはこの海岸に向かう海水浴客を乗せた国鉄列車が、湊線に乗り入れていた時代もあったそうである。湊線のホームが長いのは、国鉄の長編成列車に対応した名残との事・・・そんな賑わいの欠片も見当たらない、人気の無い冬の砂浜を散歩していると「阿字ヶ浦温泉 のぞみ」なる日帰り入浴施設が目に入る・・・という訳で一風呂浴びて、再び阿字ヶ浦駅へ。

・・・つづく
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2006年12月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31