お風呂のシャワーヘッドの手元からお湯が漏れた。ゴムのパッキンが劣化したのだろうと思い、ホームセンターに行って新しいパッキンを買ってきた。取り付けて締め直してみたが、やはり止まらない。何度かやり直していると、妻が「ここ裂けてるよ」と言う。見ると、シャワーホースの付け根の部分が裂けている。原因はパッキンではなかった。
翌日、再びホームセンターへ行って探してみたが、その部分だけを交換することはできないらしい。シャワーホースそのものを交換する必要がある。シャワーヘッドまでセットになったものは5000円を超えるが、ホースだけなら2000円台。ホースだけを買って帰った。
まず、混合栓の後ろ側についているジョイントをモンキーレンチで外す。場所が狭くて工具が入りにくかったが、なんとか外すことができた。ところが、ここからが問題だった。
買ってきたシャワーホースを取り付けようとすると、混合栓と後ろの壁との隙間が狭いため、ホースをかなり曲げなければならない。水道のホースなら柔らかいからどうということはないが、風呂のシャワーホースは熱いお湯を通すためなのか、意外に硬くて簡単には曲がらない。温風機で温めて柔らかくするしかないかと思った。
しかし、もう一度、外した古いホースを見てみた。すると、ホースの先に直角に曲がったジョイントが付いている。そうか。このジョイントを使えばいい。結局、そのジョイントを古いホースから外し、買ってきたホースに付いていたネジを付け替えて接続した。これでなんとか取り付けることができた。
ここまでで1時間。
妻が言った。
「よくできたわね、すごい」
「知ってりゃ簡単なことだけど、こんなん分からんわ。いくら大工の息子でも」
最初から仕組みを知っていれば何でもないことだが、初めて見るものは、どこをどう外して、どの部品を使えばいいのか分からない。それでも、あれこれ考えながらやっているうちに、何とかなるものだ。
まだ体と脳は動く。
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