香らぬなら香らせてみせよう金木犀
by 胡桃
私の最後の店、古民家サロンの庭には1本の金木犀の木があった
夏の終わり、ほんのりと秋の気配を感じる頃に静かにオレンジ色の花を付ける
金木犀と言えばその香りの強さで視界に入る前からその存在に気づくことで有名
なのにサロンの金木犀には香りが無かった
なんで? 雄なの、雌なの?
AIなるものがまだ存在しなかった時代、ネット検索では答えに辿りつけなかった
ある日、庭の薔薇を見にいらしたご近所さんがこの金木犀は栄養失調よ、と教えてくれて
まずはみっしりと茂った葉を鋤いて根元に栄養剤をあげてごらん、と
金木犀のすぐ隣には私が植えた薔薇達が秋の盛りを迎えようとスタンバっていたから
彼女らの棘を避けながら金木犀の根元を少し掘り起こしてみた
うむ…よう解らん
解らんけどやれるだけやってみよ、ってことでお世話してみた
ま、今年は駄目だろうな、と思いきや
1週間ほどの秋の長雨が続いた後、いつものようにサロンの横の駐車場で車から降りると
なんと! 香るではないか!!
その後暫くは金木犀の香りを手玉に取った、と自慢したwww
毎年この時期はボディソープを金木犀の香りに変えます
うーん、香り立ついい女 笑笑
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