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2026年08月03日06:42

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呉羽梨と屋台のラーメン(7070)

合唱団OEK富山の練習は、富山市呉羽にある芸術創造センターで行われることがある。普段は大山町の公民館が会場だが、月に2、3回はこちらを利用する。旧呉羽紡績の広い跡地に建てられた施設で、音楽や演劇の練習室、ホールが整っている。隣には音楽科のある呉羽高校もあり、吹奏楽部やバンドなどが練習している姿をよく見かける。

昨日の練習で、友人から呉羽梨をいただいた。帰宅して食べると、小ぶりだがみずみずしい。ひと口食べたら、学生時代の記憶がよみがえった。

富山市の西端には呉羽丘陵があり、この丘陵を境に富山県は東側を「呉東」、西側を「呉西」と呼ぶ。山というほどではないが、歩いて登れば20分ほどかかる高さがある。その西側のなだらかな斜面は梨の産地で、この季節になると道路沿いには直売所の案内が並ぶ。

大きな梨は直径20センチ近くもあり、両手で包み込むような大きさだ。大きなものはブランド品で出荷しており、直売所には小ぶりのものが多く並ぶが味は同じである。学生時代は高くて買えなかった。卒業してからわざわざ買いに行ったこともある。金沢のスーパーでも見かけるが、採れたてのみずみずしさにはかなわない。3年前、合唱の練習の帰りに直売所へ立ち寄り、久しぶりに買った。りんごと違って旬が短くてタイミングが合わないと買えない。

呉羽丘陵を越える国道8号線の峠には、昔、夜になると屋台のラーメンが出ていた。学生時代、麻雀をして夜更かしをしたあと、仲間と自転車で行ってラーメンを食べた。当時はまだコンビニも居酒屋もない時代である。

昨日いただいた一つの呉羽梨で、梨畑の風景と屋台ラーメンの湯気まで、半世紀近く前の記憶がよみがえった。
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