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2026年07月14日06:51

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立ったまま歌う(7032)

なにわコラリアーズのことを書いたが、本当に書きたかったのは団の紹介ではない。あの5年間の経験を通して、自分の合唱に対する考え方が大きく変わったということである。

現在は5つの合唱団で歌っている。練習では譜面台を使って立ったまま歌っている。他のパートの練習になると座ることもあるが、立ったり座ったりを繰り返すとかえって疲れるので、そのまま立っていることが多い。

ところが、多くの合唱団では練習中ずっと座っている人が少なくない。本番では立って歌うのに、練習では最初から最後まで座ったままという光景も珍しくない。練習の終わりに指揮者が「では最後に立って合わせましょう」と声をかけることもたまにあるが、それ以外はほとんど座ったままだ。

もちろん、腰痛など体調の問題、仕事帰りで疲れているなど、それぞれ事情はあるだろう。音取りの段階なら座っていても十分という考え方も理解できる。それでも、自分には「座ったままで、本番と同じような声が出るのだろうか」という疑問がどうしても残る。歌う姿勢や呼吸、響きは立っているときとは大きく違う。だから自分は、できるだけ本番と同じ状態で練習したいと思っている。

ただ、そのやり方にも困ることがある。譜面台を使って立って歌うと、後ろの視界を遮るのでどうしても後列になる。それでそのまま本番ステージでも後ろになることが多い。

大阪で歌っていた時に、ベテラン団員が若い団員に「上手になれば前へ出られるよ」と話しているのを耳にした。その一言で、そこでは並びは年功序列や練習への参加状況ではなく実力で決まる世界なのだと知った。

ちなみに、自分は大阪では5年間ずっと最後列だった。

当時は少し悔しい思いもしたが、あの経験があったからこそ、「練習は本番のためにある」という意識が今でも自分の中に残っている。立って歌うことも、その延長線上にある習慣なのである。
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