調べてみると、日本初のプロサッカーリーグであるJリーグは1992年に発足し、リーグ戦が開幕したのは1993年だった。だから1990年のイタリア・ワールドカップは、自分にとってまだどこか遠い世界の出来事だった。
とはいえ、プロリーグの誕生には大いに興味をひかれた。野球にはもともと関心がなく、相撲はさらに縁遠い。当時は「スポーツはアマチュアであることに価値がある」という風潮がまだ色濃く残っていたが、サッカーはプロという舞台でこそ、その魅力がより発揮される競技ではないかと思った。
今回の2026年ワールドカップでは、ドイツがパラグアイとの一戦でPK戦の末に敗れた。延長戦まで戦っても決着がつかなければ、どこかで勝敗を決めなければならない。それは理解している。
それでも、「PK戦で世界一を争う大会の勝敗を決めてしまってよいのだろうか」という思いは、今も心のどこかに残っている。サッカーは120分をかけてチームとして戦う競技であり、その結末がPKだけで決まることには、やはり少し複雑な気持ちになる。
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