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2026年05月29日05:16

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コンクール疲れ(6953)

オメガ部門(74才以上)のIさんは、自分よりずっと年上なのだが、門下生になって声楽を始めたのは自分より後なので弟弟子になる。

そのIさんから「コンクール出ましょうよ。まだ申し込みまで1か月ありますから」とLINEが来た。国際声楽コンクール東京の石川地区大会は7月21日、金沢市アートホールである。締切は7月6日。「疲れたのでパスしました」と返した。

昨年12月の東京本選の後、師匠や門下生の仲間には「もうコンクールは出ません」と宣言した。もっとも、「まあ、この曲ならと思えるものがあれば来年でも」と付け加えてはいた。

去年は春のコンクールの地区大会(1月)、西日本大会(3月)、東京本選(4月)、夏のコンクールの地区大会(7月)、西日本大会(10月)、東京本選(12月)、さらに金沢市声楽コンクールの予選(9月)と本選(10月)と、1年間で8回ステージに立った。曲は重なっているとはいえ5曲。まるで1年間、定期試験を受け続けているような感覚だった。

6分間のワンマンショー。審査員のアドヴァイスと採点は、門下生コンサートで歌うのとは比べものにならないほど刺激的で面白い。コンクールに向けて集中して練習する時間も楽しい。コンサートでは毎回のように楽譜が飛んだり細かなミスをしたりするのに、不思議とコンクールではこれまで一度も大きな失敗がない。集中度が違うのだろう。

だが、疲れる。

特に結果が出ないと、努力そのものを否定されたような気分になる。そうなると楽しめなくなる。参加料、旅費、ピアノ合わせを含めれば1シーズンで15万円ほど。春と秋で30万円になる。これに合唱団や声楽レッスンの費用も加わるのだから、趣味としてはなかなかの出費である。

そんなわけでコンクールはいったんやめた。

ただ、歌う合唱団を整理し、本当にきちんと歌ってみたい曲が見つかれば、来年また挑戦するかもしれない。完全な引退というより、少し距離を置く、というのが正直なところである
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