将棋順位戦B級2組
渡辺和史七段(5勝2敗)vs 斎藤明日斗六段(6勝2敗)は、186手の死闘の末、後手の渡辺七段が勝利。これで成績を6勝3敗とし、降級点を消した。
順位戦の降級点制度は、A級・B級1組にはなく、下位は即陥落。
B級2組とC級1組では2回、C級2組では3回降級点を取ると下の組に落ちる。制度は現在も基本的に同じだと思うが、降級点を取ると給料が約3割減になる。しかも順位戦の給料は他棋戦の基準にもなっているため、その影響は極めて大きい。
今回、渡辺七段が勝ち越し(B級2組は全11局)で降級点を消したことは、実質的には昇給と同じ意味を持つ。
一方の斎藤六段は、ここで勝てば7勝2敗となり、B級1組昇級の可能性が大きく開けていた。しかし敗れて6勝3敗となり、昇級はかなり厳しくなった。まさに明暗を分ける一局である。
しかも、この将棋の内容が素晴らしい。詳細を書くと長くなるので別に譲るが、最後まで緊張感の途切れない、見応え十分の死闘名局だった。
ログインしてコメントを確認・投稿する