月、火、木、金は合唱団の練習がある。そこに木曜の第九、水曜のOEK富山、土曜の金沢メンネルコールが加わると、空いているのは日曜だけになる。さらに月1回、バッハの特別合唱団。気がつけば、ほぼ毎日「練習がある生活」だ。
費用も冷静に見てみる。団費を払っているものが4団体、合計で月11000円。年会費とオープン参加の団体が3つ、年45000円。ならすと月15000円ほどになる。これに声楽のレッスン代が月16000円。コンサートのチケット負担や交通費は別枠だ。
合計すれば、趣味に月3万円超。年金収入だけの無職老人が使う金額としては異常である。よくまあ妻が何も言わないと思う。逆の立場だったら、確実に「減らせ」と言うだろう。
こういう計算を始めた時点で、理由ははっきりしている。合唱そのものが楽しいだけなら、金の話など出てこない。問題は、練習への不満だ。指導の質、団員の姿勢、運営の段取り。団体ごとに種類は違うが、どこかしら引っかかる。
不満がたまると、「費用対効果」を考え出す。これはもう黄色信号である。
この手の愚痴を妻にこぼせば、「それなら辞めれば」と返ってくるのは分かりきっている。だから言わない。その代わり、頭の中で損益計算を始める。これはかなり危ない兆候だ。時間と金を削ってまで自分を消耗させる趣味は、もはや趣味ではない。
さて、整理する時期かもしれない。続けるために、減らす。やめるためではなく、残すための整理だ。
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