6月6日(金)、新幹線で博多を出発。目的地は長野県飯田市の川本喜八郎人形美術館の「持永只仁&イジィ・トルンカの特別展」。
福岡から飯田は遥かに遠く今まで二の足を踏んでいたが、静岡の友人が飯田線に一日二本、特急があると教えてくれて決心。
まずは飯田線乗換駅の愛知県豊橋市で一泊、翌朝の特急で飯田へ向かうことに。
初めて訪れた豊橋はいいところだった。
さすが愛知県で食べ物が美味しい。着いた晩は名物の豊橋カレーうどんを勢川本店で。
カレーうどんの下にとろろをかけたご飯が埋まっている。カレーうどんを食べ進め、とろろご飯と混ぜて食べる。ボリューミーに見えるが、それ程でもない。豊橋はうずら卵が名産なのか、駅でも多く見かけた。
商店街を駅の方へ散策。豊橋はマケイン(『負けヒロインが多すぎる』)の街だった。駅の案内所でもMAPを配っていた。
あちこちに変わったモニュメントが建っている。これは「英知の出会い」。
駅ビルを探索、カフェ・ウーノウーノで休憩。アイスコーヒーがスッキリで美味。店員さんも親切。後で見たメニューも美味しそうで、もう一度寄りたかった。
宿泊はドーミーイン。相場より安い。部屋の窓から路面電車が見える。
夜食の夜鳴きそば、ミニひつまぶし付きの朝食も美味しく戴く。
翌7日(土)。豊橋駅から10:08発、飯田線の特急伊那路自由席に乗車。教わった通り回数券を事前に購入。
もっとローカルな車両を想像していたが車内は乗り心地よく、指定席号車の他に自由席の一部がコンパートメントの指定席になっている車両もある。
教わった通りに天竜川を見下ろす左側に着席。発車時に駅員さんが勢揃いでお見送りしてくれる。
市街地から次第に緑が増える。栗林が多い。天竜川が見えてくる。車窓風景が楽しい。
10駅、約2時間半で飯田駅に到着。特急でなければ57駅、4時間超かかる。
ホームが騒がしい。見ると、この日は偶然、急行秘境駅号の運行日で、乗ってきた特急がそのまま秘境駅号に変身。
どうも乗客に山歩き風な人が多いと思ったらそういうことだったのか。
セレモニーや記念撮影も行われている。
秘境駅号は飯田線の様々な秘境駅に停車して行くそうだ。ちょっと乗ってみたい。
改札を出てすぐ、いい匂いに誘われて駅舎内の「よっしーのお芋屋さん」で売っている焼き芋を。香ばしく甘い。
「ご当地アトム」のポスターもある。名産の水引細工も飾ってある。
可愛らしい駅舎。
駅前には飯田市で長く続いている人形劇フェスタなどのプレートが。本当に人形劇の街だなぁ。
駅近くのホテル・シルクアネックスへ行き、荷物を預かってもらう。どちらを向いても傾斜地だ。
可愛いマンホール。
長野県はちょうどバラの季節らしく、あちこちで見た。
人形時計塔ハミングパル。
美術館の前に昼食をと思ったがタイミング悪く昼休憩の店が多い。何とか開いていた中華・上海楼で中華そばを。美味しいが量がすごくて食べきれなかった。
街のあちこちに美術館のポスターがある。
美術館を堪能して外へ。
近くに、りんご並木が伸びている。品種のプレートもあり、小さい実がついている。
お洒落なカフェPOMGEへ。りんごジュースが中心のお店。
りんごブッセとプチフールにアイスコーヒーを。摘果りんごを使った薄焼きの「りんご乙女」もおまけにつけてくれて、どれも美味しかった。
近くには蔵造りのお店も。洒落た通りだ。
飯田は焼き肉店が日本一多いそうで、お勧めに従って夜は焼き肉。駅前の、おばあちゃんがやっている東和という小さなお店へ。タレは辛口だが美味しかった。
街中にこんな焼き肉用の自販機もある。
大浴場で温まって、休む。
翌8日(日)。傾斜地を歩き回った疲れが出たか、寝坊してしまった!
楽しみにしていた朝ごはんビュッフェも食べそこなってガッカリ。慌ただしくチェックアウト。近くにはモーニングを食べられそうな喫茶店もないので、取りあえず一軒だけあるコンビニでおにぎりを買って食べる。
早めのお昼に、調べておいた三河家食堂へ。「いいだ五平もち定食」を。
五平餅、ざるそば、小鉢つき。五平餅にいろいろな形があると初めて知った。タレはごまとクルミ入りの味噌ベース。
落ち着いて、展示替えのなった美術館を堪能した後、帰りの特急までの時間に近くの動物園へ。小さいが隠れ場所も考えられていて、カモシカやペンギン、ミーアキャットなどがいる。
手作り感あるグッズもあって、ガチャで缶バッジを購入。絵がいい感じ。
駅への途中の市役所にも美術館の看板が。
レトロな喫茶店、蘭峰屋でコーヒーフロートを。地元の家族がご飯を食べに来ている。
駅前の土産物店二軒を見て周り、あれこれ買い込む。水引のブローチや、一個売りの和菓子など。
発車時間になり、今度は反対側の席に座って景色を楽しむ。
天竜峡駅など面白い。
途中で霧が立ったり、雨が降ったり。徐行運転も少し。
すっかり飯田線を気に入る。特急でなく各停でも乗ってみたい。
豊橋駅着。改札脇の壺屋で、これも教えてもらった秘境駅弁当と、豊橋名物の稲荷寿しを買って乗換えの新幹線ひかりの車中で食べる。
秘境駅弁当は名前からの質素なイメージと違って豪華で美味しかった。関東へ向かう。
これらは飯田で買ったもの。缶バッジや水引ブローチ。

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