3月15日(土)。いよいよ今日からNIAFF2025が始まる。
初日は開会式と『イノセンス』を鑑賞。
スケジュール的には朝10:00のT・ジョイ『かたつむりのメモワール』から開始だが、TAAFから連続なのでちょっと疲れ気味。『かたつむり』は東京国際で観ているのでパス。
12:10からの吉浦監督トーク付き『アイの歌声を聴かせて』や13:00からの『ルックバック』も気になるが今日はパス。
15:00の「オープニングイベント★イベント上映『イノセンス』」から参加にする。
それまで昼食を兼ねて古町商店街を散策。商店街では「がたふぇす」をやっていて賑やか。コスプレの人たちも集まっている。
会場の市民プラザへ。いつものメンバーとも一緒になる。
開場を待つ人たち。左に半身写り込んでる方はエリック・パワー監督らしい。
ホール前。
階段式で見やすいホール。
開会式。司会の女性&通訳の女性の紹介でジェネラルプロデューサー真木太郎氏の挨拶、新潟県副知事・鈴木氏挨拶。吉祥寺のラフな式を見た後だとオフィシャルな感。
フェスティバル・ディレクター井上伸一郎氏は、3回やると世界の注目が集まっている実感があると語った。
今回の審査委員長マヌエル・クリストバル氏(スペイン、プロデューサー、『しわ』等)、審査委員クリスティン・パヌシュカ氏(アメリカ、アーティスト、アニメーター)、同・松本紀子氏(日本、ドワーフプロデューサー)の紹介と挨拶。
井上伸一郎氏と三氏。
新潟独自の、大川博賞・蕗谷虹児賞の発表も行われた。授賞式は最終日に。
セレモニー後に
『イノセンス』上映&トークへ。
押井守監督のビデオメッセージが上映される。字幕付きでよく分かる。『イノセンス』の続編構想を明らかにし制作意欲を述べた。写真は公式サイトから。
押井監督の発言を受けて、登壇したI.Gの石川光久氏は井上伸一郎氏とのトークで『イノセンス』の膨大な制作費がまだ回収出来ていないことを明かし数々の逸話を披露、SNSで拡散してほしいと続編制作への意欲も見せた。
久しぶりの『イノセンス』(2004年)は、全く古びていない。
今観ることで却ってキャラクターデザインの沖浦啓之さんの持ち味がよく見て取れる。黄瀬和哉さん、西尾鉄也さんと共同の作画監督なんて豪華さに頭がくらくらするよ。
そして、少佐!田中敦子さんの声の理知的な大人の魅力!何故この声が失われなくてはならないのか。神様は残酷だ。人形を依り代に現れた少佐がバトーの前から再びネットの海に消えるシーンなどたまらない気持ちに。
バトーの大塚明夫さん、トグサの山寺宏一さんも絶妙だ。話も初見時よりずっと入って来る。やはり押井監督の先見の明か。
『イノセンス』はちょうどこの時期に20周年記念4Kリマスター版が劇場リバイバル中だった。
17:50終了。
その後、18:30から中国長編『アートカレッジ1994』上映+トークが行われた。私は2023年の東京国際で鑑賞済みなので会場を後に。
この日は14:00〜17:00にシネ・ウインドで『鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星』の上映+トークも行われた。開会式と重なっているが、開会式は全員が入れるタイムテーブルにした方が映画祭として良いのではないか。
夜にはこれもシネ・ウインドでオールナイト「日本のアニメCGの転換点」が行われ、21:15〜翌6:13まで5作品が上映された。宿を取ってないのでここで夜明かしするという猛者も見受けられて若い! 私ならそれだけで映画祭終了ですよ(笑)。
この日の昼食は前に数人で行って入れなかったポルコ・ロッソでランチをやっているのを見つけて、ハンバーグセットを。
小さいお店。『鬼滅の刃』のフィギュアやポルコの赤い飛行艇が飾ってある。
バイトと思う若い男性に店名の由来を訊いてみたが、ぼく、ジブリに詳しくないので…と言われてしまった。そういう世代か。
夜はデイリーヤマザキのおにぎりとカップ豚汁、ヨーグルト。ヤマザキのおにぎりは手作りで美味しいと思う。
ログインしてコメントを確認・投稿する