10月18日(金)。愛知県長久手市のジブリパークへG君と向かう。
何故この日かというと第二期エリアオープンに合わせたご招待券を頂いていたのだが、なかなか行くチャンスがないうちに有効期限の10月末が迫ったので。
ちょうど翌19日(土)にG君の中学校の同窓会があるので、それに合わせてセッティング。
ジブリパークは以前、第一期オープン後の2022年11月に来たことがあり、ジブリの大倉庫、青春の丘、等を訪れて日記にも書いた。
なので今回は第二期オープンの、もののけの里、魔女の谷を目的に、余裕があればどんどこ森(サツキとメイの家)へ回るというコースをとってみた。
リニモの愛・地球博記念公園駅を出てすぐに園内バスに乗り、ジブリの大倉庫へ。
係りの方にご招待葉書を見せるとすぐに「大さんぽ券プレミアム」ご招待券の葉書に換えてくださる。全てのエリアと建物・施設を観覧できる最上級のチケットでありがたい。
バスの車窓から見たところ、大倉庫と魔女の谷、もののけの里は意外と近いので、前に入った大倉庫はおいて、まずはもののけの里へ。
『猫の恩返し』モチーフの「猫の城遊具」が設置されている遊び場の横を通って、『もののけ姫』の世界がモチーフの「もののけの里」へ。
巨大なタタリ神と乙事主が佇む。
様々な色と形のタイルが貼られていて、乙事主の背中は滑り台になっている。触るとつるつる滑らかだ。
彼らもまさかこんなことになろうとは思うまい。
タタラ場の中では五平餅を炙って食べられる。覗いてみたら結構大きい。
売店でラムネを買って飲む。10月中旬とはいえ今年はまだ暑い。
周辺は「あいちサトラボ」といって農産物を育てている。ちょうど稲刈りの時期で稲わらが干してあった。
続いて隣の「魔女の谷」へ。横の道では園内を周るネコバスが走行中。大勢は乗れない造りで乗車は諦める。順番を待っていたら時間がかかってしまうので。
「魔女の谷」の怪しい入口。
ここは『ハウルの動く城』『魔女の宅急便』『アーヤと魔女』等をモチーフにしていて、ヨーロッパ風の洒落た街並が広がる。
レストラン「空飛ぶオーブン」。素敵なイラスト。大変な行列。
谷なので高低差があり、すぐ横の眼下は池になっている。水際にアオサギが見えたが本物か作りものか。
レストランの脇の屋台でカエルの形をした今川焼(諸説あり)「カエル焼き」を買ってシェア。中はあんこ。結構大きくて熱々。ナポリタン入りもあり。
道の先にある『アーヤと魔女』をモチーフにした「魔女の家」へ。中は撮影禁止。
映画を再現した作り。アーヤの寝室の壁に離れた部屋の中が見える覗き穴があったりして面白い。
ベラ・ヤーガが魔女の薬を作る作業部屋は映画の通りぐちゃぐちゃ。マンドラゴラや何かのビン詰めなど怪しいものもいっぱい。
園内にはコスモスが咲き、金と銀の木犀が満開で良い香りが漂っている。
ハウルの城が見えてきた。
手前には回転遊具「フライングマシン」が。
動く城はすごい出来!脚も逞しい。
城の中に入れるが写真撮影は禁止。
映画の通り、カルシファーの炉、ソフィーの部屋、ハウルが汚したバスルーム、寝室、アトリエ、マルクルの部屋などがある。
どこもよく出来ている。ハウルの寝室は映画のように雑多なものが床も空中も占めていて、何か分からないものが光ったり回ったりしている。
テーブルの上のベーコンエッグなど食べ物に触ることも出来る。作り物だが美味しそう。
ハウルの部屋には様々なよく仕立てられた衣装が吊られている。
マルクルの部屋は模型など男の子らしいものがいっぱい。
城の周辺は荒れ地になっていて、丘の上にかかしのカブが立っている。様々な魔女の格好をした人たちが思い思いに写真を撮っている撮影スポットだ。
城は正時と半に白煙を吐いて筒がくるくる回転する。迫力だ。
動く城の向こうには煌びやかなメリーゴーランド。久石譲さんアレンジのメランコリックな曲が流れている。
乗り物は、ヤックル、山犬、魔女のホウキ、魔女の輿、など様々なジブリモチーフで見ているだけで楽しい。
メリーゴーランドの上部に描かれたイラストなどもいかにもジブリっぽくて素敵。
園内には赤いリボンのカチューシャをつけたキキをはじめ、様々なコスプレのお客さんたちが歩いている。サツキとメイの格好の幼い姉妹もいた。気合の入ったグーチョキパン屋の夫婦(赤ちゃん連れ)もすごかった。
小高い道の上にグーチョキパン屋とソフィーのハッター帽子店などが並んで建っている。
帽子店はショップになっている。
エレベーターで上れて、キキの屋根裏部屋などに行ける。映画の通り質素な部屋。キキの服やパンケーキを焼くフライパンなども揃っている。
グーチョキパン屋は実際に焼いたパンを買えるのだがすごい行列。
並びのスタンドで「猫の手ドッグ」を買って、横のベンチで食べる。
白と黒の猫の手型のパンに大きくはみ出したソーセージ。
魔女の谷出口。様々な彫刻が面白い。
ここで一度外へ出てしまったが、キキの生家のオキノ邸を見落としていたのに気づき再入場。魔女の谷は再入場可能なのだ。
オキノ邸。瀟洒な建物。
玄関に鐘があって、皆それを鳴らして入る。
中は撮影禁止だが、二階建てで、コキリが薬を調合する部屋、客間、台所、キキの部屋、標本でいっぱいのお父さんの書斎などがある。
標本は本物を集めてあるそうで巨大なサルノコシカケなどに驚く。
コキリの魔女の部屋は天井から無数のドライフラワーが吊られ、床にも様々な植物や魔法の材料がいっぱい。花とハーブの香りに満たされて心地いい空間。
先の『アーヤと魔女』の部屋とは正反対だ。
台所は全部開けたり触ったり出来て楽しい。
旅立ち前のキキの部屋は質素だが可愛らしい作り。貝殻やリボンのコレクションなど少女らしい小物があちこちに。
どの部屋にも素敵な椅子が置かれていて、どれも座り心地がいい。ゆったりする。
今回入った中でこのオキノ邸が一番良かった気がする。忘れずに入って良かった。
魔女の谷を出て再びバスに乗り、一番奥の「どんどこ森」エリアへ。バスは超満員。
ここまでで既に歩数は1万歩を越え、夕方になってきたので、時間は少し早いが「どんどこ森」へは入らず、折り返しのバスでリニモの駅がある北口へ戻ることに。
長蛇の列でバスを一台待って座って帰る。乗り切れない程の混雑。
次に来ることがあれば最初に「サツキとメイの家」があるエリアを目指そう。
パークはとにかく広いのだ。
もしも、これから訪れる方はまずは「ジブリの大倉庫」がおすすめ。
あそこは広い中に建物内建物、企画展示、短編アニメ上映、ショップ、なりきりフォトスポットと盛りだくさんな上にほぼ撮影OKなのだ。
写真撮影が出来るのはやはりいい。せっかく見ても頭の中だけだとすぐに零れ落ちてしまうから。
パーク内でコーヒーを飲みたかったが、混んでいたり高かったりで結局飲まず。リニモで接続する東山線の藤が丘に戻ってから駅前のベーカリーに。パンも美味しかった。
名古屋駅に戻り、新幹線に。歩き疲れたが楽しかった。
ジブリパークの建物は単に映画そっくりに造ってあるだけでなく作り手の思いがこもっているような気がする。
写真をたくさん撮ったのでアルバムも作成。よろしければ。
https://photo.mixi.jp/view_album.pl?album_id=500000121233016&owner_id=140098
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