無言歌は続く

　朝から雨　しかし予想より降りは弱い　とりあえず鍼治療　院長先生に母が手首を痛めたことを伝えると　きちんと対処してくれた　その後母のかかりつけ美容院へ　髪を切るといふ　暇なのでお付き合い　読んでいる文庫を読む　ロバート・ゴダード　「千尋の闇」上巻をほぼほぼ読む　帰宅後　火野さんの番組が始まらないのでネットで調べる　腰痛で春旅は中止だそうだ　テロップで流せばそれで済むのに　不親切なNHKだなあ

　昼になる　うどんを茹でて混ぜうどん　牛肉混ぜうどん　私はもつ煮の残りで混ぜうどん　麻婆も入っているのでこちらもうまし　ヨーグルトバナナいちご入り　昼めし旅を見ながら上巻を読み終へ下巻を読み始めた　しばらく見たり読んだり　雨降りなので結構進む　20年ぶりくらいの再読　やはり面白うね

　お茶に大相撲　休場者が増えたね　大関はもっと公休にして休ませたらいいと思うけれど　相撲で怪我してんだから　


　夕飯に久しぶりに海老グラタン加熱するだけで冷蔵庫に久しく入っていたのを思い出してレンジで加熱　8分　他母の煮物　これも次回で食べ終わるか　サラダ　ピーナッツ味噌　冷凍してある茹でピーナッツと合わせてみたが結構食べられるね　ご飯団子ひとり二つ　その分ご飯少なめ　後一本残り　白湯　甘夏1／4


　今宵一枚目の音楽は　昨日の続き　昨日はラジオを聴いたが　結構ややこしかったな


　ヴァイル：『三文オペラ』　第三幕

　ルネ・コロ
　マリオ・アドルフ
　ヘルガ・デルネシュ
　ウテ・レンパー
　ミルバ
　ロルフ・ボイゼン　他

　RIASベルリン・シンフォニエッタ
　RIAS室内合唱団
　ジョン・マウチェリー（指揮）


　結構ワイルの曲を持っているな　歌劇　「銀の湖」が最後だな


　といふことで今宵二枚目の音楽は　クルト・ワイル:銀の湖

　ユリウス・ルーデル指揮
　ニューヨーク・シティ・オペラ

　音楽劇『銀の湖（Der Silbersee）』は　古典的均整美とジャズ風リズムとメロディが融合した生気あふれる「序曲」と16のナンバーによる作品　「ある冬の物語（Ein Wintermarchen）」の副題をもち　「食糧不足に苦しむ社会の現実と人々を社会不安から解放する奇跡の可能性の間をさまよう」ストーリーと歌詞を『ロシア皇帝は写真を撮らせ給う（Der Zar lasst sich photographieren）』など2作のオペラで共同したゲオルク・カイザーが執筆　ヴァイルがドイツを離れる前に完成


　ゲーテは60年前後の月日を費やして「ファウスト」を完成させた　その中で

　　——ああ　わたしの胸には　ふたつの魂が住んでいる　そのふたつがおり合ふことなく　互いに相手から離れようとしている

　ファウストはこう捉えたのだろうか　一つは情念に身を任せ　現世にしがみつく　もう一つは　そうした下界から俯瞰して　かつての故人の先人たちに　先人たちのある世界に　その精神世界に辿り着こうとしている　となんとなく述懐している　人間はこんな形で少なくともこのように相反するふたつの方向を　誰でも心の中に内包しているのかもしれない

　愛読書の角川文庫　無論岩波もある　森鴎外訳も所有