うすうす、知っている方もいらっしゃると思います。
私は、子平(四柱推命)の、真伝継承者です。
簡単に、日本の近代の子平の真伝の流れを振り帰ります。
張耀文という中国人が、佐藤六龍師にもたらしました。晩年のある時期にこの二人は別れました。
そうしたら、真の伝承を受けていると称する、有象無象のインチキ占い師がたくさん出てきました。あきれたことに人の秘伝を奪って、自作と称するなど朝飯前です。
ところが、学力がないから解釈が滅茶苦茶です。
ぼくは六龍師と話し合いました。
将来、子平を研究する優秀な御仁が現われたとき、誰の著作が役に立つのかをはっきりさせるために、秘伝書を刊行する必要があるのではないかと。
そこで、できたのが、本文は本間凡鯉名義で翻訳し、師の詳しい解説を付けた『洩天機』です。
趣味の世界で、最高に高級な本を出版するとは、何という恵まれたことでしょう。
人が一生のうちに一番困ったときに引くと、あらかじめ決まっている七言絶句によって、本人にしかわからない啓示が示されます。だから、「天機ヲ洩ラス」(天の秘密をもらす)というタイトルです。
たとえば、
逐水桃花煩火焼 河の水に流される桃の花に火が付いている
紅燭津亭夜見君 赤い明かりの渡し場の酒場で君と会った
繁弦急管両紛紛 弦楽器も管楽器も区別が付かぬほど煩かった。
平明分手空江上 夜明けに君と別れて誰もいない長江の上では
唯有猿声満水雲 水と雲の上に猿の声が響きわたる。
学部のころの友人から「悩みがあるから」といわれて渡しました。女性ファッション誌で活躍するカメラマンです。彼が語るところによると「遊びで、ジャズバーで女を引っ掛けた。別れたいが子どもが出来たらしい。」とのことです。不勉強とはいえ、日文出身です。
転句を「若しも別れて一人になったとしても」と読み替えて、
結句を「彼女は未婚の母として子ども(オギャ〜オギャ〜という声。詩の中の「猿声」)を生んでどこまでも追いかけてくる。」と判断して、観念して結婚しました。今は三人で幸せに暮らしています。
さらに、事実上、上級秘伝書であり、対談形式で記した『そこが知りたい四柱の秘伝』を刊行しました。
命式の種類は、450あり、それが、細かく分かれます。
この度、子孫が生れました。
彼女と私は同じです。
基本的には、反抗して上位者を倒す。
(だから、公教育へのアンチ、学説の変更、組合運動…と今やっていることは、自分の宿命に合致しています)
それが、私の場合、協力者や奸友といったプラスマイナスの人間関係が作用しますが、それがない。よく言えば、私より楽で富貴に私より縁が深い(当たり前。私より下だったら悲惨です)ということです。
いや、一緒というのは、偶然にしては…
(人生のノウハウなど)どういうことをこの子に教えられるのだろうか…今から考えています。
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