何ごとも、工夫が大切。
次のプリントを作って解説しました。
A 次の文章の論理の展開はなぜ間違っているか。理由を述べよ
1 節約すれば、個人は裕福になる。みんなが節約すれば、社会は豊かになる。
2 高校や大学への進学率はかつてないほど高くなってきた。それでも、少年犯罪や問題を抱えた若者はかつてより多い。若者が教育によって堕落させられていることは明白である。
3 私はインフルエンザにかかっているとき、必ず、ノドが痛くなる。今、私はノドが痛い。だから私はインフルエンザにかかっている。
4 もしエリザベス2世がアメリカ合衆国市民なら、彼女は人間である。エリザベス2世はアメリカ合衆国市民ではない。従って、エリザベス2世は人間ではない。
(参考 「もし私がアメリカの大統領なら、議会の議決を拒否できる。私はアメリカの大統領ではない。従って、私は議会の議決を拒否できない。」)
5 バーを経営しているが、鎌倉市の騒音規制に抵触している。バーを閉めるしかない。
6 画家ゴッホは、天才であるか統合失調症の患者であるかどちらかである。ゴッホは天才である。だから、統合失調症の患者ではない。
7 明日、どこかで雨が降るか、あるいはどこかで晴れるだろう。明日、どこかで雨が降るだろう(天気予報によれば、明日このあたりで雨が降る)。従って、明日どこかで晴れることはない。
B
リンダは31才、独身、率直な性格で、とても聡明である。大学では哲学を専攻した。学生時代には、差別や社会正義といった問題に深く関心を持ち、反核デモにも参加した。
どちらの可能性がより高いか?
リンダは銀行窓口係である。
リンダは銀行窓口係で、フェミニスト運動(女性の権利を守り差別をなくす運動)に興味を持っている。
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