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2024年04月18日18:25

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東宝映画 ”雲の上 団五郎一座”

地方巡演の小劇団が、フランキー堺の演出家に出会い、
色々な経験をしながら評判になり、大阪の大劇場で公演できるまでの話、を
菊田一夫の原作の舞台の映画化。

18歳の頃、月曜ロードショー枠で、東宝創立何十周年記念って番組で
過去の映画の名場面の中で紹介されて、観たい一本を40数年ぶりにやっと見られて
感激至極。
まだVHSビデオソフトが一本二万円、ってな時代にはソフト化されてたが
観る機会がずっと無くて。

で、この映画は1962年当時の東宝の菊田一夫の舞台とその俳優が見られるので、
当時の勢いもわかるし、俳優の元気な動きがみられるが、
特には八波むと志、と森川信、
八波むと志と三木のり平のコントが秀逸で、
森川信さんは、戦前からの舞台俳優で、
今でも有名なのは、おとこはつらいよ、の初代おいちゃん。
フランキー堺さんの勧進帳の弁慶の映像に皆がイイねをくれて。

連続で貼ります。

https://twitter.com/Ns6GpvSGVQZ9sIB/status/1780422141361725713

https://twitter.com/Ns6GpvSGVQZ9sIB/status/1780758269981806867

https://twitter.com/Ns6GpvSGVQZ9sIB/status/1780765226935390212

https://twitter.com/Ns6GpvSGVQZ9sIB/status/1780423539402903591

八波むと志さんはこの映画の二年後に自分で運転していた車で事故死、
享年37歳。
きちんとした芸風が残ってるのはこれだけかもしれない。

フランキー堺は1954年にフランキー堺とシティ・スリッカーズと言う自分がバンドマスターのバンドを結成したが、
一人で独立してしまって、他のメンバーが置いてけぼりになってしまった。
そのメンバーの中にいたのが谷啓 桜井センリ 植木等で、じゃあ別のバンド作ろうと他色々集まってできたのが後のクレイジーキャッツなので、
東宝のクレイジーキャッツ映画には出ていない。

映画は第七の芸術と言われ、興行としては一番新しい。
で、それまでの舞台でしか見られなかった芝居や演奏などを記録してその映像が今見られるのは映画という文明のおかげ。

歌舞伎は世襲制があって芸を親から引き継いで見られるが
他の舞台俳優や映画の名優は、
”一代の名優”と呼ばれる。
それを今の時代にタイムトラベルして観られるのは映画ならでは。
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