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2024年04月18日16:21

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不眠症かもしれません

夜中にトイレで目が覚めるのは「尿」の問題でなく、
「夜中に目が覚める」問題の可能性がある。
つまり目が覚めて眠れなくなって何もすることがなく
「トイレに行けば」眠れるかも、と思ってしまう、ってこと。
で、もうトイレは済ませた、と安心するとすこしうとうとするが、
また目が覚めて「またトイレかも」と思ってしまう、の繰り返し。

実際、ウチの患者さんでこういう症状の人に、
「かるーい睡眠薬」を出してみたところ、
夜中にトイレに行かなくなったと喜んでいた。
目は覚めるけどすぐ眠れるので、トイレに行こうと思わなくなった、と。

この文章にもあるんだが、
人間の腎臓は「心臓と同じ高さ」つまり横になってるときに
もっとも血流がよくなり、たくさんの尿を作ることができる。
昼間立ちっぱなしだと下半身にある腎臓では十分な尿が作れず、
横になって手足にたまった水分(いわゆる「むくみ」)まで腎臓で濾しとって
「昼間ぶんも入ってまーす」とばかり多量の尿を作るのは、当たり前。

ただし、普通はそんなの、朝までがまんできてしまうのだ。
がまんできないのは、ひとつには上記した「目が覚める」ので
おしっこたまってるのに気づいてしまう、パターン。
もうひとつは「膀胱が膨らまなくなって(加齢現象)ちょっとで満杯」のパターン。
年とった人間を若くすることはできないので、二番目のパターンは実は治療不可能。
「ちょっとまし」になる薬はあるけど「朝まで大丈夫」になることは少ない。
一番目のパターンは、ワシがやった「軽い睡眠薬」で解決できることがある。

小林製薬以外からもけっこう出ている「八味地黄丸」という漢方薬は、
加齢による膀胱の固さをやわらげ、夜間尿をなくす、と宣伝されているが、
実はそういう効果はあまり強くない。
あれは、実は軽い睡眠薬の配合になっていて、
眠れるのでトイレに行く回数が減っている、ことのほうが
「夜間尿改善」に役立っている可能性がある。

それより何より、おしっこは出して当たり前。
老廃物、体にとって不要なもんを出すのだから、がまんするほうが体に悪い。
おしっこしたいなら遠慮なくじゃんじゃんすればいいのである。
また小林製薬を出して恐縮であるが、「例のサプリ」で腎機能障害を起こし、
尿の回数や量が減ってしまった方々は、大変に気の毒だ。
本来は出さなきゃならない「老廃物、不要物、一種の毒」を排泄できないんだから。
それを考えれば、じゃんじゃんおしっこ出るのが困るなんてのは、
贅沢というものだ。

「夜中にトイレで眼が覚める」を改善する3の方法
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=7829707
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