映画「駅　station」

高倉健主演の映画なんだけどね。
この中で、二番目のエピソードで高倉健（刑事役）が捕まえた男から
３番目エピソードの中で手紙が来るのね。
強姦殺人を数人やらかした男だから死刑判決出てたけど、
高倉健は刑務所内のこの男に食べ物とか下着とかの差し入れを匿名で送ってた。
（親がいなくて、妹はちょっと頭弱くて）
手紙は、これまでの差し入れに対する感謝の言葉のあとに、
「明日、死刑執行されると聞かされました」と書いてあった

つまりこの時代は「数日（前日だけど）前」に告知されてたわけだ。
手紙の日付を見るともう執行終わってる。
外は北海道の真冬で凍るような寒さの中、
クリスマスツリーが輝き、ジングルベルが鳴り響いてるわけ。
高倉健は１番目のエピソードで妻と別れ（妻の不倫）
ひとりで札幌の警官独身寮住まい。
なんかもう、画面全体がさみしいんだなー。クリスマスなのに。

映画の時代は「殺人犯したら死刑」は当たり前で、
死刑が怖くてパニックになったり自殺しようとしたり、って話があまりなかった。
…あったのかもしれないけど、外には聞こえてこなかった。
でも「当日、しかも２時間前」とかに告知するようになった背景には、
怖くて暴れたりパニック起こして過呼吸で倒れたり壁を殴ってけがしたり、
そういう「死刑執行にさしさわる」ことがけっこうあったんだろうね。
人を殺したんだから、あきらめればいいのに。
そりゃ冤罪とかあるかもしれないけど、
それなら再審請求を弁護士さんに頼めばいいわけで。
（再審請求出てる状態で死刑執行されたらそれこそＮＨＫ特集に組まれちゃう）

オバさんをタリウムで殺して会社引きついで、
その財産でフェラーリ買ってその前で記念撮影して、
ばれて逮捕されたら、裁判になる前に
拘置所でＴシャツ破いて首つった話、ときどき思いだす。
お金ほしくて人殺ししたんでしょ？あきらめなよ、やったことなんだから。
なんで拘置所で自殺するかなぁ。
刑務官さんの責任問題になるじゃん。


■死刑囚の請求退ける＝執行の当日告知巡る違憲訴訟―大阪地裁
(時事通信社 - 04月15日 14:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7826438