火曜の朝、散歩の帰り路。塀の中から声を掛けられた。
「 …………?」
「???」
ロマンスグレーの(おそらくその家のご主人なんだろう)男の人が何か言っている。
「はい?」
「…… 花をお持ちになりますか?」
驚いて見上げると、満開のミモザ . . .
「えっ? あっ、ミモザ? . . . うれしい、はい、いただきます!」
ご主人は楽しそうに微笑むと、高枝切りバサミを上手に操って、枝をいくつも切り落とし、抱えきれないほどの花束にしてくださった。
「枝の白いところ、少しカイガラムシがついているから気をつけて . . . 」
「はい、ありがとうございます」
わたしは何度もお礼を言って、幸せな気持ちで帰ってきた。
それにしても、どうして?
もしや、先週そのお宅の横を通ったときに、「ミモザの花、きれいねー♪ 春の宝石って呼ばれているんだって!」と犬たちに話すのを聞いてらして、通りかかるのを待っていてくださったのかもしれない。
名前も知らない方なのに . . . 「有り難い」が過ぎる。
今度、表札を見てこようね。
チューリップが咲いたらお持ちしようか、百合のほうがいいかな?
なーんて、また犬たちに話しかけている。wヾ(≧▽≦)ノ
◆ サッカー日本代表、0−1 ひとまず良かった。
鄭 大世(チョン・テセ、정대세)の解説が、落ち着いていてわかりやすくて、すてきでした。
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